6月28日に行なわれた第39回東京クラス別ボディビル選手権。体重別6階級に分かれた男子ボディビルにおいて、この日最多の34人がエントリーした75kg以下級を柿嶋興紀が制した。
【フォト&ムービー】圧倒的迫力ある上半身でトップに立った柿嶋
「優勝が初めてなので、率直にうれしいです」と話した柿嶋はこの東京クラス別においてこれまで70kg以下級に出場し、2023年は予選落ち、2024年は6位という結果。着実にステップアップし、2025年は一つ階級を上げた75kg以下級でついに頂点に立った。「今年はトレーニングも減量も順調で、自信はありました。しっかり絞れたことも勝因かもしれません」と大会後に話し、見事に結果につなげてみせた。
上述の通り34人がエントリーしたこの階級は激戦区であり、次の舞台であるミスター東京(東京ボディビル選手権/7月21日開催)でも躍進が期待できそうだ。この日に各階級でトップに立った選手を含め、日本随一の選手層を誇る東京の猛者がオーバーオール戦を繰り広げる大会だけあってトップ12入賞も決して簡単ではない。だが、柔らかな表情とは裏腹に「自信のある部位は脚以外全部です(笑)」と強気の言葉も残してしており、特にフリーポーズでマスキュラーポーズをとった際の迫力は他を圧倒しているように見えた。
7月に入り、自身のXでは「脚が圧倒的に弱点なので脚トレ日記始めます」とつづった柿嶋。3週間後のステージでは、さらに進化した姿を見せてくれるだろう。一段とスケールアップするボディで、東京のトップを目指していく。
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