磨いた肉体美を競うボディコンテスト。いわゆる“筋トレガチ勢”だけではなく、ライトな感覚でボディメイクを楽しみたい人、トレーニングを始めたばかりの人にも門戸が開かれている。
「マッスルゲート」のようにビギナーを対象とした大会はもちろん、団体によっては初心者向けとして独自のカテゴリーを設け、誰でも大会に出やすい環境が整ってきている。初出場の選手を鼓舞すべく応援団が駆けつけ、大会後には笑顔で一枚の写真に収まる――。そんな光景は非常に微笑ましいものだ。
【フォト】豊満ボディと筋肉が融合 高橋さんが見せた美ボディショット
ここでは、そういった取り組みの一例を紹介する。“夏が一番似合う男性・女性を決める”をコンセプトとしたSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)では、競技者志向からビギナーまで、幅広いレベルのカテゴリーが用意されている。その中にある「グラマラス部門」は、「女性らしいS字ラインと砂時計のアウトライン」「過度な減量は求めず、健康的なスタイルが好ましい」という審査基準が設けられた舞台だ。
ハードなトレーニングや減量が必要ないことで、等身大の体でステージに立つことができることが特徴。各自が持つ魅力を存分に活かし、オンリーワンの魅力を表現できる舞台となっている。
4月19日に開催されたSUMMER STYLE AWARD「SPRING CUP」では、同部門にグラビアアイドルやタレント、女優など幅広く活動する高橋凛さん(34)が出場。トレーナーに師事してコンテスト出場を目指したという彼女は、大会後に「全力を出し切ったって心から言えます」と晴れやかなコメントを残している。
その後、高橋さんが筋トレのログとして開設した新たなインスタアカウントでは、「楽しく筋トレして美ボディになるぞ〜。無理しすぎず自分のペースで身体づくり頑張ってます。ブルガリアンスクワットが本当に苦手だけど、苦手なことこそ逃げずにやると達成感があるんだ」と綴っており、筋トレにハマっている様子だ。コンテストで味わった喜びも、その熱量を支えているのではないだろうか。
コンテストにおけるカテゴリー多様化は、フィットネスの裾野が広がる一助となることだろう。