15年にわたる摂食障害を克服 自然体でボディメイクを楽しむ38歳、下剋上でプロ戦3位




“夏が一番似合う男性・女性を決める”がテーマのSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)において、「東京予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東京予選」「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」が8/9(土)〜8/10(日)、千葉・青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された。

【フォト】高身長美ボディで魅せた根津のステージショット

JAPAN PRO CHAMPIONSHIPは団体公認のプロ選手が集う夏の大一番。東京予選で優勝をはたした選手は、飛び級で当日のプロ戦に出場できることも見どころだ。そんな中、東京予選(BETTY優勝)から上位に食い込んだのが、PRO BETTY3位の根津椎菜(38)だ。

ビキニ着用カテゴリーの中でも筋量が重視されるBETTYにおいて、高身長かつ筋量十分な彼女の体はひときわ光った。大会後は「悔しいですね。おっきいトロフィーがほしかったので」と率直に思いを語りつつ、ステージ上と同様の屈託のない笑顔を見えた。

他団体のコンテストでも活躍してきた彼女は、約7年ぶりとなるサマスタでプロ戦3位入賞を達成。現在のハツラツとした姿からは想像しがたいが、かつては「美=痩せている」という価値観にとらわれ、学生の頃に無理な食事制限によるダイエットに着手。15年近く摂食障害に苦しんできたという。

「当時からおそらく標準体型だったと思うんですけど、皆さん何かしら外見にコンプレックスがあると、『痩せたい』と考えるじゃないですか。私もそのひとりで、痩せれば自信がつくとか、そう思っていたところから食べないダイエットに走ってしまいました」

コンテストに出場するようになってからも症状は続いていたが、3年間かけて摂食障害を克服。現在は食育アドバイザー、トレーナーとして自身の経験を伝えつつ、無理のない減量をモットーにボディメイクを楽しんでいる。そんな中でつかんだ今回の結果は、彼女の取り組みが実りあるものだと、証明する機会にもなっただろう。

「お客様には楽しく食べながら、健康的にダイエットすることを指導しています。それを自分でも体現しながら減量に取り組んできました。これからも楽しくボディメイクを続けて、機会があれば大会に出ていきたいと思います」

そう笑顔で語る彼女は、これからも自然体の自分で体づくりをエンジョイしていく。

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