食べて、飲んで、動いて ビール大好き29歳販売員、ボディメイクのモチベは人生を楽しむ気持ち




ボディメイクと活発なライフスタイルが融合し、人生を前向きにする好循環を生む――。それを体現するのが、BEST BODY JAPANに挑戦を続ける森友遥花(29)だ。彼女は「福岡大会」(7月21日開催)モデルジャパン部門レディースクラスでグランプリを手にし、地元で見事な優勝を飾った。

【フォト】森友のアクティブなプライベートショット

「今まで何度か挑戦してきましたが、なかなか勝てなくて。ようやく周りの方々にいい報告ができてほっとしました」

出場クラスにエントリーが少ない地方大会での優勝経験はあったが、「本当に戦って勝てた」と実感できたのは今回が初めてだと言う。

日頃、販売業に携わる彼女のライフスタイルは、仕事にトレーニング、そしてお酒や食事を楽しむことまで多彩だ。「食べることも飲むことも好きです。『そのぶん動けばいい』という感覚ですね。体型維持はしたいですけど、我慢ばかりでは続きません。楽しみながら体をつくっていくのが、私に合っているやり方です」と語る。

フルマラソンや登山といったアウトドアも積極的に取り入れ、年間を通じてアクティブに過ごしている森友。こうした活動の積み重ねが内面の変化にもつながった。

「もともと人見知りで積極的なタイプではなかったんですが、ボディメイクを始めてから自信がつきました。出会う人や環境も変わって、どんどん外の世界に目を向けられるようになりました」

ステージでは、明るい笑顔と柔らかなポージングで観客を魅了。昨年、準グランプリを獲得した際に「所作の滑らかさが足りない」とフィードバックを受けた点を改善し、納得いくまで練習を重ねた努力が、今回の勝利に結びついた。

今後については、「今年こそ日本大会ではトップを目指していきます。日常を楽しむこと、私生活と競技のバランスを大事にしつつ勝ちを狙います!『コンテスト=制限』ではないことを証明したいですね。何か少しでも、誰かの希望やがんばるきっかけになりたいと思っています!」と目標を掲げて前を向く。

「食べて、飲んで、動いて」。人生を楽しむ姿勢そのものが、彼女のボディメイクの原動力なのだ。

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