ボディコンテストにおいて、選手たちにとってひとつの壁となるのが減量だ。そんな中で、楽しむ工夫をしつつアクティブにボディメイクを楽しんでいる事例を紹介する。
【女子フォト集】最高峰のベストボディ決戦~2023日本大会モデルジャパン部門~
今回話を聞いたのは、BEST BODY JAPAN福岡大会(7月21日開催)でモデルジャパン部門レディースクラスを制した森友遥花(29歳、販売員)。普段はマラソンや登山などアウトドアを楽しみつつ、食べることや飲むことも大好きというアクティブウーマンだ。
趣味での運動量が多いだけに、「動いているから太らないでしょう」とよく言われるというが、実際にはしっかりと食事制限を行っている。「運動していても、食生活が乱れていたら全然痩せません。だから減量中は計算して、1日のカロリー摂取量を調整しています」と体づくりに本気で向き合う。
ただ、数字を追うだけではストレスが溜まりやすいもの。森友が工夫しているのは、“小さな楽しみ”を見つけることだ。

「大会シーズンでも、たとえば美味しいコーヒーを探して飲んだりしますね。甘いものも好きなので、出来るだけ脂質の低い和菓子やお芋を楽しんだりしています。大福とか好きですし、美味しいお芋屋さんに行って買ったりします。制限の中でも、ちょっとしたご褒美があると気分転換になって続けやすいんです」
また、日によって運動量が違うため、激しく動いた日はカロリー摂取を少し増やすなど柔軟に対応。「一切の外食禁止」といった極端なやり方はやめ、ストレスを避ける工夫がコンテストでの成功につながった。
つねに「楽しむ姿勢」を忘れないこと。森友の食事法は、無理なくボディメイクを続けるためのヒントとなりそうだ。
取材・文/森本雄大 写真提供/森友遥花