158cmボディの可憐なレスラー、団体屈指・超パワーの秘訣は食生活にアリ【青野未来#2】




昨年旗揚げした女子プロレス団体・マリーゴールド。その中心選手の一人、青野未来はもともと芸能活動をしていた。2017年6月にプロレスデビューをはたし、現在まで数多くのタイトルを獲得。可憐なヴィジュアルからは想像がつかないほどのパワーの持ち主である青野に、体つくりの秘訣を聴いた。全3回の第2回は、プロレスの練習、そして好きな食べ物についてのお話を。

道場ができて自分たちの練習場所ができたのはよかった

練習や食事について語った青野未来(写真/橋場了吾)

【写真】素顔と試合で見せる青野のギャップ

青野は2024年4月にマリーゴールドへの移籍をはたした。スターダムとアクトレスガールズの選手が合流した新団体ということもあり、その旗揚げには注目が集まった。

「(アクトレスは)途中でプロレスとは別のものということになったので、マリーゴールドに来るときは『プロレスラーではない』と言われていたことへの反抗心はありました。私たちがやってきたことはずっとプロレスでしたし、プロレスラーとしてデビューしているので、舐められたくないという思いも強かったですね。ただ、マリーゴールドでは試合数が多くなることはわかっていたので、そのスケジュールに耐えられる体を作らないといけないという気持ちでした」

青野は2024年7月に新設されたUN王座の初代王者に輝くなど、すぐにマリーゴールドの中心人物となった。やはり、トップレスラーでいるためには練習は欠かせない。旗揚げ以来待望の道場も、今年7月末に完成した。

「プロレスは相手がいないとできないのと、他の格闘技と違う部分もたくさんあると思います。技を受ける練習をしっかりしないといけないですし、受け身の練習も必要です。練習で技を受けないと、自分がケガをしますし、相手を怪我させたくないのでしっかり受けてほしいですし。どんな技でも、どこまでやると危ないというのも、練習で実践しないとわからないですから。道場ができて、自分たちの練習場所で実践できるようになったのはいいことだと思います」

健康にいい、美容にいい、と聞くとだいたい試してみる

軽々と相手を持ち上げるパワーを見せる青野(©マリーゴールド)

青野の身長は158cm。プロレスラーとしては決して大きいわけではないが、自分より数周り大きい選手を簡単に持ち上げ、投げ捨て、叩きつけるパワーが魅力の選手だ。その青野のパワーの秘密は、食生活にもあった。

「私、嫌いな食べ物がないんですよ。逆に好きが多すぎて(笑)。とくにしゃぶしゃぶとお寿司ですかね……辛いものも甘いものも好きですよ。料理はストレス発散にもなるので良くします。チキン南蛮とかはよく作りました。脂質が気になるので焼くタイプのですが。あとは、パンを作るのが好きなんですよ。最初は手でこねていたんですけど、ホームベーカリーを買いました。あとは、健康のために鶏のささみはほぼ毎日食べますね。あとアボカド。アボカド納豆ご飯が好きで、納豆に刻んだアボカドを混ぜて。あとはゴーヤチャンプルも得意料理です。タンパク質はおなかにもたまるので、意識して食べるようにしています。あとご飯は、雑穀米も混ぜるようにしていますね。アサイーボールを作ることもありますし、健康にいい、美容にいいと聞くと、大体やっています」

(8日掲載の#3へ続く)

【写真は次のページ】青野のインタビューカット&迫力の試合風景