JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の男子ボディビル及び女子フィジークの階級別日本一決定戦「第29回日本クラス別ボディビル選手権大会」が9月7日、千葉市民会館にて行なわれた。
男子は体重別9階級、女子は身長別3階級に分かれて各クラスの2025年の日本一を決めるこの大会。優勝者は10月に行なわれる無差別級の日本選手権でも上位争いに食い込んでくる可能性が高く、どの階級も見逃せたい戦いが続いた。
中でも激戦となったのは75kg以下級。神奈川選手権王者の小坂元雄斗、昨年のジュニア王者・渡部史也、今年のジャパンオープン優勝の藤井貫太朗、昨年初の日本選手権ファイナリスト入りをはたした江川裕二ら、誰が優勝しても納得と言えるような猛者たちがエントリー。白熱の審査の結果、藤井が見事に金メダルを獲得した。
また、嶋田慶太、須山翔太郎、喜納穂高と日本選手権ファイナリスト3人が出場した80kg以下級は須山が優勝し、最終決戦に向けて弾みをつけた。
その他、最軽量の55kg以下級では“マッスルエンターテイナー”赤澤範昭が9連覇達成。最重量の90kg超級は“芳賀セブン”こと芳賀涼平が3連覇達成となった。女子フィジークでは、163cm以下級で富沢理恵が初優勝、163cm超級で原田理香が2連覇。荻島順子は今年も抜け目のないボディで158cm以下級を制し、日本選手権3連覇に向けて走り出した。
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