9月28日(日)に東京・福生市民会館にて行なわれた「第59回全日本学生ボディビル選手権大会」において、ゲストポーザーとして泉風雅(早稲田大卒・2017年大会王者)がステージに立った。
泉は、早稲田大学2年生時の2017年にこの大会で優勝し、学生日本一に輝いた。3年時は、スーパールーキー・相澤隼人(当時・日本体育大学1年)に敗れて2位となったが、「ボディビルの掛け声」ブームの火付け役となった学生ボディビルの中心にいたのは間違いなく、「ずーみー」の名で投稿するSNSには当時から多くのファンが集まっている。
その後はしばらくステージから離れた後、2023年に競技復帰をはたし、今年7月の第60回東京ボディビル選手権では見事に優勝して激戦区・東京のNo.1の座を獲得した。
東京王者として学生ボディビルのステージに帰ってきた泉は、まずは東京選手権と同様のドラマティックなBGMに合わせ、スポットライトを浴びながらクールでしっかり見せるポージングを披露した。
ここですでに大きな歓声を浴びたが、ステージをはけると同時に巻き起った「アンコール」に応えて戻ってくると、流れてきたのはアニメ『おジャ魔女どれみ』の主題歌として人気の『おジャ魔女カーニバル』。泉にとって学生ラストステージになった2018年に披露したフリーポーズであり、赤ビルパンであることも含め、当時を知る者にとっては感慨深さでいっぱいの60秒間となった。
ポーズを終えてマイクを渡された泉は、「東京選手権を優勝して、学生ボディビルのステージに帰ってくることができました。本当に光栄でありがたい機会をありがとうございます」とコメント。続けて、「僕自身、学生ボディビルに憧れて早稲田を選ぶような人間でした。憧れた先輩たちがいて、自分も今日、その歴史の一つになれたのかなと思います」と伝えた。
感極まりながらも話を続けたい泉は、「本日このステージに立っている選手の皆さん、ぜひこの学生ボディビルという素晴らしい大会を盛り上げて、歴史を紡いでいってほしいと思います」とエールを送って挨拶をしめくくると、会場からは「ありがとう、泉!」の大歓声に包まれた。