世界中に武道文化を発信 EXPO 2025 大阪・関西万博で空手家100人が圧巻の演武を披露




世界最大規模のフルコンタクト空手団体・新極真会が9月29日、EXPO 2025 大阪・関西万博にて、EXPOアリーナ「MATSURI」で大演武会を実施した。世界中から人や物が集まる万博において、日本の武道文化が世界に発信された。

【フォト】空手家100人による大迫力の演武の様子

この演武会には新極真会の緑健児代表や世界チャンピオンを筆頭に、総勢100人の空手家が集結。演目は少年部演武からスタートし、元気いっぱいの基本稽古や移動稽古、ダイナミックな板割りで会場のボルテージを上昇させた。続けて関西の実力派選手たちが型や組手、豪快な板割り、瓦割り、バット折りなどを披露した。

吉村洋文大阪府知事のビデオメッセージが上映されたのち、関西を拠点に活動するチャンネル登録者数260万人の人気5人組YouTuber「Lazy Lie Crazy」(レイクレ)が登場。空手有段者のメンバーが型を披露し、全員で板割りにもチャレンジするなど会場を盛り上げた。

阪本晋治支部長(大阪東部支部)による体験会では、来場者に向けて正拳の握り方や突き、蹴りの基本などが伝授された。

続いては緑代表、組手と型の世界チャンピオン、若手トップクラスの選手による特別演武が披露された。組手の中で見せる力強い突き、華麗な蹴り技は観客を大いに魅了した。

新極真会の世界大会で型・初代王者に輝いた渡邊大士五段は、世界トップクラスの型を披露。続いて鋭い蹴りでの板割り、バット折りで会場を湧かせた。

さらに、渡邊五段と無差別級組手世界チャンピオン・入来建武四段による組手が披露され、特別演武のラストに入来四段が豪快な氷柱割りを決めると、観客から大歓声が上がった。

閉会式では大阪観光局の溝畑宏理事長、緑代表が挨拶を行ない、最後は来場者全員で正拳中段突き十本を実施して大演武会が終了した。

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