「英語も筋トレも“継続”がすべて」45歳シングルマザー・英会話講師が語るボディメイクと勉強の共通点




10月25日に開催された、BEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)首都圏大会。モデルジャパン部門ウーマンズクラス(40~49歳)でグランプリを獲得したのは、日頃英会話講師として働く山上麻希(45)だ。2人の子どもを育てるシングルマザーとして、仕事と家庭、そしてボディメイクを両立する日々を送っている。

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英語を教える仕事とボディメイク。この一見異なる2つの世界には、山上にとって大きな共通点があるという。

「体づくりと英語の勉強って、本当に似ているんです。どちらも“継続”がカギで、続けなければすぐに力は落ちてしまう。筋肉も語学も、積み重ねてこそ育つものだと思っています」

もともとトレーニングの知識はゼロ。3年前に初めて大会へ出場したときは、右も左も分からない状態だったという。それでもあきらめずに少しずつ学びを重ね、努力を続けてきた。

「“継続することが大事”という信念があったので、やめようとは思わなかったですね。去年あたりからやっと筋肉の使い方や体の変化が分かるようになってきました」

ボディメイクを通して、講師としての自分にも変化があった。

「英語を教える立場として、“継続すれば変われる”ということを自分の体で示せるようになりました。口で説明するよりも、努力している姿を見せることに一番説得力がありますから」

大会ごとに順位も上がり、この首都圏大会では金のサッシュを手にした。次なる目標は日本大会でのグランプリ獲得だ。

「この1年はいいことも悪いこともありましたが、挑戦できる環境があることに感謝しています。私の姿を見て、誰かが“自分も挑戦してみよう”と思ってくれたら嬉しいです」

継続により生まれる力を信じ、自分を磨き続ける。その努力は英語教育にも、ボディメイクにも、そして人生そのものにも通じている。

インタビュー・写真/シュー・ハヤシ