10月25日に開催された「BEST BODY JAPAN(ベストボディ・ジャパン)首都圏大会。ベストボディ・ジャパン部門レディースクラス(30〜39歳)でグランプリに輝いたのは、パーソナルトレーナー兼ピラティスインストラクターの松戸那奈(34)だ。
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ボディメイクを始めたのは4年前。きっかけはパートナーの一言だった。
「最初にパートナーが大会に出て勝てなかったんです。そのとき“君なら勝てるかも”と言われて、軽い気持ちで出てみたのが始まりでした」
予選大会に初出場でいきなりグランプリを獲得。勢いそのままに日本大会でもトップ10入りをはたした。大人になってから味わう“1位”の感覚は格別だったという。
「学生時代の部活とは違う、大人になってからの青春みたいな感じです。大会があると体をリセットできるし、日常にハリも生まれました」
これまで数々の大会に出場し、複数回にわたりグランプリを獲得してきた。今年は3大会に出場し、そのうち1大会でグランプリを手にした。結果にこだわる一方で、松戸は“楽しむこと”を何よりも大切にしている。
「無心で楽しめたときが一番いい結果につながります。順位を気にすると表情も硬くなりますし、ステージで自分らしさを出せなくなってしまうんです」
そんな彼女のモチベーション源は“家族の応援”だという。
「自身も選手として活躍している姑が、応援に来てくれるんです。声が聞こえるとすごく楽しいし、元気をもらえます。一緒にウォーキングすることもありますよ」
2023年は“勝ち”にこだわりすぎて、周りが見えなくなったと振り返る。だからこそ、今シーズンは“楽しむ”ことを第一に考えている。
「去年は1位を取ることだけに必死になりすぎてしまいました。今年はもっと自然体で、自分の姿を見た方に“がんばろう”と思ってもらえるようなステージにしたいです」
勝ち負けよりも、笑顔でステージを楽しむ。その姿勢こそが、見る人の心を動かす“本当の美しさ”につながっている。
インタビュー・写真/シュー・ハヤシ

