11月13日~17日、スペイン・サンタスサンナで「IFBB世界フィットネス選手権」が開催された。世界一の肉体美を決める大舞台において、荻島順子(57)がマスターズ女子フィジーク35歳以上で優勝。女子フィジークオープンでは2位の成績を残した。

これで世界選手権は昨年に引き続き2連覇。日本一決定戦である「日本女子フィジーク選手権」でも3連覇中であり、まさに“絶対女王”と呼ぶにふさわしい境地に到達している。
かつては陸上競技やトライアスロンに取り組んでいたが、ヒザのケガにより断念。筋トレを通じて新たな可能性に気づき、2021年に女子フィジークデビュー。トップクラスの競技者にまで上り詰めた。世界の舞台で手にした結果は、ここまで積み上げてきた日々の結晶だ。
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【荻島順子Instagram(@jo121167)より】
そんな彼女は大会後に自身のInstagramにて「日本代表に選出していただき、金メダルを持ち帰ることが出来てホッとしています。かなりハードなスケジュールの中、皆さん疲労困憊の中で力を尽くして挑みました。何より食わず寝ずで支えてくださった先生方、かっこよかったです」と率直な思いを語っている。
今シーズンは持病であるヘルニアからくるケガにより、一時はトレーニングができない時期もあるなど苦難のシーズンを過ごした。そんな中で勝ち切った経験は、女王をさらなる高みへ導くことだろう。
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