“腹斜筋”の見え方にも注力 プロ戦8連覇を遂げた美筋女王、偉業達成を実現した肉体美の追求




ステージで圧倒的なオーラを放つ肉体美。8連覇という重圧がかかってなお、やはり絶対女王は絶対女王だった。

“夏が一番似合う男性・女性を決める”を舞台に今年も熱戦が繰り広げられた「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)。11月29日~30日には年間の集大成であるFINALが開催された。

その最終日にはサマスタ公認のプロ選手が集う「JAPAN PRO GRAND PRIX」も行なわれ、大きな熱量が生まれた。そんな中で前人未踏の8連覇を成し遂げたのが射手矢味香だ。

【フォト】絶対女王・射手矢味香が魅せた圧巻の美筋ボディ

「優勝を重ねるたびに、周囲の皆さまへの感謝の気持ちが増していきます。ひとりではここまで来られなかったですし、優勝しても価値はなかったと思います。一緒にステージに立つみなさんががんばっているからこそ、私もがんばることができます。支えて下さる皆さん、競い合える選手がいて初めて自分の順位があるということに、本当に感謝でいっぱいです」

百戦錬磨の射手矢とはいえ、ステージでは緊張の面持ちも垣間見えた。「自分で積み上げてきた歴史で過去にない成績だからこそ、絶対に崩せないというプレッシャーが今年はとくに強かったです」と回想する。フロントの規定ポーズが変更になったことで不安要素もあったというが、その中でも頭ひとつ抜けたパフォーマンスを見せた。この心技体の強さこそが、女王たる所以だろう。

今大会に向けての体づくりでは上下半身のバランスを取ることを意識しつつ、腹部の見え方にも注力。隙のない体づくりを行なってきたという。

「規定ポーズが新しくなったことで、腹部の見え方も重要だと感じていました。正面から見た腹筋の仕上がりはもちろん、体をツイストしたときに出る腹斜筋のラインも追求しました。それ以外では、お尻のトレーニングに力を入れましたね。お尻の上部の広がりや形、ボリュームを強化できるように取り組みました」

彼女は競技者、指導者としてサマスタをリードしつつ、ライフスタイルコーチとしてフィットネスを通じた豊かな人生についても発信している。多くの人の目標となっている彼女は、さらなる高みを目指して挑戦を続けていく。

「まだまだ改善点がたくさんあり、コンテストを極められているとは言えないので、まずは新しい規定ポーズのバージョンアップをしていきたいです。来年は際どい戦いではなく、圧倒的な勝利を狙ってがんばりたいと思います」