動ける体、魅せる体はどうつくる? サマスタプロ・千原由理奈のスパルタンレース×ボディメイク両立術




SUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)のプロとして活躍する千原由理奈が、今年もうひとつの大きな挑戦に臨んでいた。

それはボディコンテストとスパルタンレースの二刀流。さらにTBS人気番組「SASUKE」にも挑戦するなど、動けて魅せる体を追求してきた。スパルタンレースでは沖縄大会(11月)の年代別カテゴリーで優勝をはたし。年間を通したシリーズランキングでも総合優勝に輝いている。そんな肉体はいかにしてつくられたのか。

【フォト】千原のモノキニ美ボディ&スパルタンレースでの雄姿

「スパルタンレースでは、コースの中にある障害を突破するために筋力も必要になります。トレーニングでは必然的に筋量も上がっていくことになります。ただ、私がサマスタで出ているBEAUTY FITNESS MODELではそこまで筋量が求められないので、そこの調整にかなり気を配りました」

今までは分割法でトレーニングを行ない、「この部位には効かせて、ここには効かせないようにしよう」といった考えで強みの部位の強化、弱点部位克服を行なってきた。しかし、今回の調整はまた異なるものだった。

「スパルタンレースの練習で全身が鍛えられるので、ボディメイクのためのトレーニングは全体的にボリュームや頻度を落としました。部位はあまり分けず、全身を動かすトレーニングを意識するようにして、筋量が足りない部分だけに集中して鍛えるように変えました。あとはスタミナをつけないといけないのでランニングは日々継続です。同時にコンテストのために減量期でもカロリーは下げないようにして、動けてステージ映えする体を保つようにしました」

筋肉のつきやすい部位へのアプローチも工夫を凝らした。

「とくに私は脚に筋肉がつきやすいので、その点は苦労しましたね。鍛えすぎると脚が太く見えたり、全体のバランスが悪く見えてしまうんですけど、スパルタンの動きの中でどうしても脚を使ってしまうので、運動やトレーニングの後に脚をほぐしたり、メンテナンスにかなり力を入れました。脚トレの頻度はもちろん少なくしました」

動ける体と魅せる体。その両立を叶えた千原の背景には、類まれな挑戦心と己の体を理解したアプローチがあった。