鍛え上げた肉体美を競うボディコンテスト。そのあり方が多様化している。
多くの団体が存在し、目指す体に合ったカテゴリーが選べるだけでなく、独自の世界観を楽しむコンテストも登場してきた。そんな中、今年開催された「ONE PIECE ボディメイクコンテスト」は、その可能性を体現したイベントといえるだろう。

同コンテストはゴールドジム主催のスペシャルフィットネスイベント(5月31日~6月1日、カルッツかわさき)にて行なわれ、その名の通り人気作品「ONE PIECE」の主人公・ルフィになりきるというコンセプトで実施された。
作品の世界観を表現したトレーニングジム「BragMen」と、ゴールドジム主催のビギナー向けコンテスト「マッスルゲート」によるコラボにより開催が実現。ジャッジはマッスルゲート審査員に加え、特別審査員として週刊少年ジャンプ編集長の中野博之氏が担当する豪華な催しとなった。
キャラの衣装で登場した選手たちは、ルフィにまつわる5種類の規定ポーズと自由ポーズで筋肉美を表現。ステージのスクリーンには原作の作画と筋肉にまつわるキャッチコピーが映し出されるなど、ファンにはたまらない演出が施された。

その他にも同日程では、60歳以上を対象としたイベント「還暦スター誕生!」も実施。ボディコンテストに加え、歌やダンスの審査なども行なわれて盛り上がりを見せた。若者から年配者まで、誰もが輝けることもコンテストの魅力だろう。
こういったユニークな試みはもちろんのこと、俳優・金子賢氏が主催するコンテスト「SUMMER STYLE AWARD」(サマースタイルアワード)とマッスルゲートが初めてコラボした「第1回マスターズカップ」も併催されるなど、イベント全体として注目ポイント目白押しの2日間となった。
鍛えた体を競い合うことがコンテストの醍醐味であることはもちろん、それだけではない楽しみ方も広がりつつある。サマースタイルアワードでは親子やカップルで出場できる部門も設けられるなど、楽しみ方の選択肢が多様化している。
ボディコンテストの楽しみ方は無限大。これから先もどのような発展を見せるのか、興味は尽きない。
