圧巻のバルキーボディでプロカード取得 ボディビル界を盛大ににぎわせた横川尚隆の挑戦【プレイバック2025】




2025年のボディビル・フィットネス界最大のトピックと言えるのが、横川尚隆のFWJ参戦であろう。

【フォト&ムービー】圧巻の筋肉を見せた横川のステージング

“ビッグ・ヒデ”こと山岸秀匡(元IFBBプロボディビルダー、通算6度の優勝、ミスター・オリンピア11度出場)を師として、昨年11月にFWJの参戦を表明した横川。今シーズン最初のステージは、11月1日に埼玉で行なわれた「Japan Open 2025」であった。ここで完成度の高いボディを披露して優勝すると、「本命」として目指していた、同23日の「NUTRIMUSCLE PRESENTS Olympia Amateur Japan 2025」(オリンピアアマチュア)に出場。ここでも体重別、そしてオーバーオール戦で優勝し、今年の目指すべきところであったプロカード取得を達成した。

彼が最終的な目標として掲げるボディビルの世界最高峰「ミスター・オリンピア」に向けては、プロカードを持つ選手が集まる戦い(プロ戦)で優勝することで初めて、そのステージに立つことが叶う。来年はこの舞台で勝つために、さらなる進化を遂げていくだろう。

もっとも、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)で日本一となり、この2大会で圧倒的な筋肉を見せて順調に歩みを進めた横川であっても、この先の戦いはより険しいものになる。

「やっとスタート。こっからがスタート。でもなんかここからは、リラックスしていけそうかな。完全なる挑戦者として、格上の選手たちに挑めるから。またまだま自分の身体に全く納得してないですし、まだまだいけるんで、もっともっと進化する。来年もバンバン大会出るので。自分の夢に向かって、また明日からもっとトレーニングだな。休んでる暇なんかない、もっと高みを目指さないと」

自身を戒めるように、そう大会後に語った横川。彼の新たなる挑戦は、まだ始まったばかりだ。