トロンボーンやトランペット、サックスなどの管楽器を奏でながら、ダンスも披露する――。
2017年に結成されたMOS(モス)は、演奏とダンスを融合させた“ネオ吹奏楽”を掲げ、国内外で注目を集めてきた。2026年1月現在、SNSの総フォロワー数は180万人を超える人気ぶりだ。
Japan Mobility Show(2025年10月30日~11月9日)のYAMAHAブースでは、ライダーの黒山健一さんやダンサーたちとともにステージに立ち、音楽とパフォーマンスが一体となったショーを作り上げた。その華やかなステージの裏側には、演奏とダンスを両立させるための、地道な体づくりとコンディション管理がある。
本記事ではMOSのメンバーに、日々行なっているトレーニングやストレッチ、疲労との向き合い方について話を聞いた。

【写真】音楽、ダンス、モータースポーツが融合したパフォーマンス
――ステージ上でパフォーマンスをする上で、行なっているトレーニングはありますか。
Ernaさん(トロンボーン)
「楽器に必要な筋肉を鍛えたり、楽器を持って効率よく動けるような筋肉づくりを普段からしたりしています」
――どんな部位が大事だと思って鍛えていますか。
Ernaさん
「担当する楽器によって違うんですけど、トロンボーンは肩まわりの筋肉や腕の筋肉がどうしても必要になってくるので、そういう点を中心にやっています。ジムには行っていませんが、普段からライブがたくさんあるので、日々楽器を扱うことで筋肉がついてくる感じですね」
――日々のパフォーマンス自体がトレーニングになっていると。
Ernaさん
「そうですね。ずっと前からトロンボーンをやっているので、積み重ねで鍛えられていると思います」
Miyuさん(トランペット)
「演奏自体に筋肉を使うのはもちろん、私たちはブラスバンドとダンスを掛け合わせた『ブラダン』というパフォーマンスをしているので、体の使い方が単純に楽器を吹くのとは変わってきます。楽器の演奏もダンスも上手くできるような筋肉をつけられるように、毎日寝る前に筋トレしたり、パーソナルジムに通ったりしています。トロンボーンのために肩まわりや腕、腹筋も私は鍛えています」
――パーソナルトレーニングや普段の筋トレは、初めてからどのくらいで結果が出ましたか。
Miyuさん
「パーソナルジムは1年半くらい通っていて、やっぱりコンスタントにやっていると体ができてくる感覚があります。逆にパーソナルの間隔が空いてしまった時は、自分でやるトレーニングだけだと体の成長が追い付いていないと感じます。今までは自己流で鍛えていましたが、正しいやり方で鍛える大切さを実感しますね」
AMIさん(アルトサックス)
「私はサックスを担当していて、家で体幹を鍛えたりしています。サックスは肩と首に負荷がかかるんですけど、私たちのパフォーマンスだと角度をつけて楽器を持ったりするので、普通よりも負荷が大きいです。その痛みや疲れを残さないように、トレーニングも大事ですけどストレッチに力を入れています。とくに連日パフォーマンスが続くときは、疲労回復をかなり大事にしています」

――どういったストレッチをするのでしょうか。
AMIさん
「私は凝り固まった首の筋肉をほぐしたり、前傾してしまった肩甲骨まわりを正しい位置に戻したりするストレッチをしています」
――パフォーマンスに好影響はありましたか。
AMIさん
「そうですね。昔はつねに肩や首の凝りに悩まされていましたが、そういった不調が減ったような気がします。いい意味で力を抜いて楽器が吹けるようになり、パフォーマンスの質も上がったと思います」
Lottaさん(テナーサックス)
「私はジムに行って筋トレもしますし、毎日ストレッチをするように心がけています」
――ジムではどんなトレーニングをされていますか。
Lottaさん(テナーサックス)
「サックスでは基本的に上半身を鍛える必要があると思ったので、そういうことをメインでやっています。トレーニング歴は1年くらいですね。あくまで自分の感覚ですけど、健康になった感じがします」
――最後に、YAMAHAのブースでのパフォーマンスの感想を伺えますか。
Ernaさん
「私は小学校の頃からずっとYAMAHAの楽器を使っていたので、とても身近な存在でした。今回こういう舞台に立つことができて、車好きの方々に喜んでいただけたことが伝わってきました。あらためて、YAMAHAの大きさやすごさを肌で感じることができてうれしかったです」
Miyuさん
「今回のショーはライダーの黒山健一さんや、ダンサーの皆さんのパフォーマンス、マイクや音楽を含めて、YAMAHAがひとつになってショーをつくり上げていると感じました。私たちもYAMAHAユーザーですしYAMAHA大好きなので、その一員としてステージに立ててうれしい気持ちでいっぱいです」
AMIさん
「私は運転免許を持っていないのでバイクには乗れないですが、こうして音楽を通してモーターショーに関わることができて、とてもいい機会をいただいたなと思っています。YAMAHAが大好きです」
Lottaさん
「モーターショーの中で音楽の演出をしっかりできるのは、YAMAHAさんならではだと思います。私たちも、いろいろなことに挑戦するよう心がけているので、そういう意味で刺激し合える関係になれたらいいなと、ショーを通してあらためて思いました」
