ロープワークのフォームも修正 肩の負傷を乗り越えてCIMAがカムバックへ




左肩腱板断裂および左肩インピンジメント症候群・左上腕二頭筋長頭腱損傷の手術を行ない現在欠場中のプロレスラー・CIMAが、4月25日の大阪プロレス創立27周年記念大会(豊中市・176BOX)で復帰することを表明した。

リング復帰をアナウンスしたCIMA(写真提供/大阪プロレス)

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現在、48歳のCIMAはウルティモ・ドラゴンが創設したプロレス学校・闘龍門の1期生として1997年5月にメキシコでデビュー。抜群のプロレスセンスと軽妙なマイクパフォーマンスで、若い世代を中心にカリスマ的な人気を集め、DRAGONGATEのエースとして長きにわたって活躍してきた。2018年にDRAGONGATEを退団後は上海のOWE、アメリカのAEWを経て、2021年よりGLEATに所属して若い団体をけん引してきた。肩の負傷の影響もあり、昨年いっぱいでGLEATを退団し、今年1月からプロレス人生29年目にして初のフリーレスラーとなっていた。

プロレスラーにケガは付き物で、CIMAはこれまでにもヒザや首のケガを乗り越えてリングに立ってきた。今回、左肩に痛みを感じた当初は年齢的に四十肩や五十肩のようなものと考えていたが、昨年7月以降、明らかな異変を感じていたという。痛み止めを飲まなければ眠れないようになり、トレーニングでは懸垂で鉄棒にぶら下がることも、腕立て伏せもできなくなって、四十肩や五十肩ではないことを察した。

冒頭に記した通り、左肩の痛みの原因は、左肩腱板断裂および左肩インピンジメント症候群・左上腕二頭筋長頭腱損傷。11月に手術を行ない、その後は固定装具をつけ、左腕がまったく使えない状況で生活をしてきた。1月10日にようやく固定装具が外れてリハビリを開始。復帰を発表した2月22日時点では、日常生活以外、つまりトレーニングでは左肩をまったく使用していない。復帰戦の4月25日まで約2カ月、復帰に向けてどんなプランを描いているのか?

大阪プロレスのゼウス社長(左)と握手(写真提供/大阪プロレス)

「現在は左半身を使わず、40%くらいの強度で右半身のみでのトレーニングと、脚のトレーニングをしています。月末にMRI、CT検査をして、その結果が良好な場合は徐々にゴムチューブなどで負荷をかけたリハビリをスタートします。3月上旬からプロレス生活29年のドキュメンタリー製作のロケで海外に行きます。リング練習は3月半ばくらいからと考えています。以前のフォームだと両肩を使用するため、極力左肩を使用しないフォームでのロープワークを習得したいと思っています。受け身の練習は4月から少しずつ始めて、25日の復帰戦には少しでもいい状態で臨めるようにトレーニングしていきます」

5月11日の自身のデビュー記念日には、デビュー29周年の自主興行を新宿FACEで開催予定。かつてリングに眩いばかりの光を放ってきたカリスマレスラーが、最後の輝きを見せるべく、復帰への道を歩み始めた。