YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2025年日本クラシックフィジーク選手権168cm以下級優勝の岡典明選手です。
【フォト】長い手足の丸みのある大胸筋の美筋肉を見せつける岡典明
年齢を意に介さない衝撃的なインプルーブ
岡選手は、メンズフィジークとクラシックフィジークにおいて数々の実績を残してきたトップ選手です。2018・2019・2021年オールジャパンメンズフィジーク168cm以下級2位、2023・2025年日本クラシックフィジーク選手権168cm以下級優勝と、どちらのカテゴリーでも通用する万能な肉体をしており、あらゆる面において平均値の高い選手と言えるでしょう。
彼の特徴は、恵まれた骨格とそれに見合った丸みのある筋肉です。身長165cmとクラシック選手の中では比較的小柄ながら、長い手足と細いウエストを備えており、プロポーションは抜群です。また、腰椎の長さに対して胸椎が短いことや鎖骨が長いことなども彼の肉体美に寄与しており、IFBBプロのトップ選手「Mike Sommerfeld」に似た骨格の持ち主だと思います。
全身バランス良く発達している岡選手ですが、中でも凄まじいのが大胸筋です。上部・中部・下部余すことなく丸みを帯びることで生まれる胸郭の立体感は、上半身全体に影響を及ぼし、如何なる角度からも隙のない肉体を作り出しています。タイトなウエストと上背部の広がりもその強さをより際立たせている要因でしょう。
しかしながら、岡選手の凄さはそれに留まりません。彼がクラシックで初優勝を果たした2023年は、広背筋下部の広がりやハムストリングスの厚みが課題として明確だったものの、復帰を果たした2025年には、それらの弱点を完璧に消し去っただけでなく、上腕や強みの大胸筋までもはるかにインプルーブさせた状態でステージに帰ってきたのです。しかも、彼は現在38歳。中堅選手と言われる年齢ながら、若手以上の進化を見せた彼のポテンシャルは恐ろしいものがあります。
今回は、岡典明選手についてお話しさせていただきました。素晴らしい体と成績を持ちつつも、ボディビルには未進出の岡選手。今後の彼の動向が気になりますね。
次回は、全日本学生で圧巻のインパクトを残した令和のジュラシックについてお話しします。お楽しみに!


