現役高校生の風城ハルは、どうしても不規則な生活になりがちなプロレスラーの中で、めちゃくちゃ規則正しい日々を送っている。

平日はもちろん学校へ。朝、決まった時間に家を出て、お昼も決まった時間にお弁当を食べる、というのは、もうそれだけで健全な肉体を作るには十分すぎるほど下地ができているようなもの。夕方、学校が終わると、そのまま道場へ。「週に4〜5日」というから、平日はほぼ道場でトレーニングに励んでいることになる。
さすがにお昼にお弁当を食べたきりではお腹が減るので、練習の前に軽食を摂り、道場での練習を終えて。晩ごはんを食べるのは、夜10時ぐらいになるという。
「栄養のバランスとかは、まだそこまで気にしていないです。食べたいものを食べる、みたいな。好きなものですか? 米です、白米です(笑)。量は日によって違いますけど、カレーみたいにワンスプーンで食べられるメニューだったら、結構、イケちゃいますね」
3月に高校を卒業したら、この生活リズムも変わり、もっとトレーニングに集中できる時間も増える。この1年、目を見張るような成長を見せてくれているだけに、さらに加速がかかると思うと、今後の成長が非常に楽しみだ。3月28日に18歳の誕生日を迎え、その翌日には両国国技館でのビッグマッチに出場。新社会人としてのロケットスタートへのレールはもう敷かれている。
振り返れば、プロレスが青春そのものだった。小6のとき、コロナショックが日本中を襲い、学校生活からさまざまなものが奪われていった。
「そうなんですよ。小学校の卒業式も全員マスクをして出席したし、中学に入っても行事は中止になるし、お昼は黙食だったし、分散登校もありました。中3になって、そういった規制がなくなってきて。ただ中3で東京女子プロレスに入っているので(デビュー戦も中3のときだった)、たしかに青春時代の思い出はまるまるプロレスになりますね。学生じゃなくなった自分が来月にはいるはずなんですけど、あんまり想像がつかないというか、現役高校生レスラーというキャッチフレーズを使ってこなかったことで、ずっとこれまで通りの『プロレスラー・風城ハル』でいられるのかなって思います」
高校の3年間、ずっとプロレスを続けてきたことで、レスラーとしては貴重な経験を数多くできたし、まだまだプロレスラー人生が長く続くと考えたら、この3年で得たものはとてつもなく大きい。社会人になったら、食生活とトレーニングにどんな変化があったのか、リングでの姿に変化が見られたら、ぜひ確認のために再取材してみたい。
