伝家の宝刀で一本・技有りを量産! フルコンタクト空手界のスーパー高校生・村田哲成(新極真会 福岡支部)が無傷の5連覇




3月8日、国立代々木競技場第一体育館で、368の流派・団体が加盟する(2026年1月現在)JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)主催の「第5回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」が開催された。

流派・団体の垣根を越え、ユース・ジュニア年代のトップ選手が集うこの大会。選ばれた選手しか出場できないハイレベルな舞台だ。

その中でひときわ輝きを放ったのが、第1回大会から無傷の5連覇を達成した高校1年生の村田哲成(むらた・てっせい)。

【フォト】スーパー高校生・村田の試合風景

村田は世界最大規模のフルコンタクト空手団体・新極真会の福岡支部に所属し、第5回世界大会チャンピオンである緑健児代表(JFKO理事長)のもとで鍛錬を積んでいる。村田の活躍は青少年大会にとどまらず、その他の大会でも並外れた成績を残してきた。

新極真会主催の全国大会「カラテドリームフェスティバル」では現在7連覇中。昨年5月31日~6月1日に開催された「第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会」では、一般部(高校生も出場可能な成人の防具なしカテゴリー。女子は一部着用)に出場し、男子軽中量級で準優勝と一般部全国デビュー戦にして大きなインパクトを残した。

今回の青少年大会でも、その強さは際立っていた。高校生男子軽重量級に出場すると、伝家の宝刀である上段前蹴りを武器に、初戦と準々決勝をともに合わせ一本勝ちで突破。決勝では、同じく無傷の4連覇中だった丸茂雄太(まるも・ゆうた 日本実戦空手道 七州会)との無敗対決が実現。ここでも村田が上段前蹴りで技有りを奪い、見事に優勝を飾った。

大会全体で5連覇がかかっていた選手は5名いたが、達成したのは村田と、高校生男子中量級に出場した祖父江海斗(そぶえ・かいと 清凛館)のみ。ユース・ジュニア年代のトップ選手が集う本大会で勝ち続けることは、容易ではない。

決勝後、村田は「ホッとしています。結果として連覇できてよかったです。回転系の蹴り技や出入りを使った攻撃などを稽古してきましたが、そういったことがあまり出せなかったので悔しかったです。距離を潰された中で蹴りを当てられたことはよかったと思いますが、昨年のJFKO国際大会(第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会)では今回のような接近戦に持ち込まれて負けてしまったので、ムキになって打ち合わず、もっと冷静に闘えるようにしたいです」とコメント。大記録を達成してなお、反省を口にする意識の高さを見せた。

今年5月30日~31日に開催される「第10回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」への出場も表明している村田。昨年準優勝を飾った第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会では、初の統一王座決定戦である「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」が同日程で併催された影響で各階級のベスト4が不在だったが、今大会ではその4強が帰ってくる。

「青少年大会が終わったので、次は5月のJFKO全日本大会(第10回全日本フルコンタクト空手道選手権大会)に向けて稽古していきます。初日を突破するのは絶対条件として、2日目の上位に食い込めるようにがんばります」(村田)

青少年大会で見つけた課題に向き合い、さらなる高みへ歩を進める。真価が問われる2度目の一般部大舞台で、スーパー高校生・村田の活躍に注目が集まる。