Jカップのスタイルに似つかわしくない、バキバキに割れた腹筋を持つ風吹ケイさん。グラビアアイドルとして人気を集める彼女は今年、人生初のボディコンテストに挑戦する。今回はそんな風吹さんのトレーニングに密着。“砂時計ボディ”を目指す本気のヒップトレーニングに迫った。
風吹さんが挑戦する「SUMMER STYLE AWARD」(サマースタイルアワード/SSA)のグラマラス部門は、過度な減量を必要とせず、自然体なグラマラスボディが評価される舞台。ビギナーにも挑戦しやすく、風吹さんの持ち味を発揮できるカテゴリーでもある。
本番に向けて彼女が通っているのは、多くのコンテスト選手を輩出しているCHANCE GYM新宿店。関西エリア・新宿店の統括マネージャーである染谷和伸トレーナーは、自身もコンテストで優勝歴を持つ実力者だ。風吹さんのコンテスト出場のきっかけになった先輩グラドル・髙橋凛さんの大会デビューも支えており、その指導のもとでボディメイクに励んでいる。

この日のトレーニングは、まずボディチェックからスタート。染谷トレーナーが、ビキニ姿になった風吹さんの体の状態を確認していく。ジムに居合わせた髙橋さんも同席し、仕上がりをチェック。順調なコンディションに3人とも手応えを感じている様子だった。

今回の挑戦にあたって、風吹さんのトレーニングテーマはヒップ強化。コンテストに向けて、とくに力を入れている部位だという。
もともとウエストが細いタイプではない風吹さんは、無理に絞るのではなく、背中の広がりやヒップのボリュームを高めることでくびれを強調する戦略を取っている。いわゆる『出るところは出て、締まるところは締まる』“砂時計ボディ”をつくるためのアプローチだ。以前はヒップが86cmだったというが、今では92cmまでサイズアップを遂げている。
最初の筋トレ種目はヒップスラスト。大殿筋に負荷をかけ、ヒップラインを整えたり、ボリュームアップを目指したりする上で欠かせない種目である。

染谷トレーナーの指導のもと、動作中はお尻の筋肉に意識を集中。10回の動作を終えたあと、トップポジションで5秒、10秒……と静止することで、筋肉に強い刺激を与えていく。「反動で上げるのではなく、お尻で持ち上げる感覚を覚えることが大切です」と染谷トレーナー。細部まで意識を研ぎ澄ませ、ヒップラインの質を高めていく。
続いてはヒップアブダクション。中殿筋にアプローチし、お尻に立体感を出すためにも重要な種目だ。ウォーミングアップで動作を確認した後、ウエイトを付けて本番へ。
「どの種目でも伝えていますけど、腹圧は一番大事です」と染谷トレーナー。腹圧を保つことで体幹が安定し、狙った部位にしっかり効かせることができるという。中殿筋上部を意識したきつい筋トレに顔をゆがめながらも、風吹さんはセットを完遂した。

さらに、バンドを使ったトレーニングにも取り組んだ。マシンに頼らず、自分の筋肉で動作をコントロールする感覚を養うのが狙いだ。
片脚ずつ行なうこのトレーニングでは、骨盤を動かさず、負荷を逃がさないことがポイント。上半身の反動を使わず、片側のヒップだけを動かしていく。
「これができるようになると、マシンでのトレーニングもどんどん効かせるのが上手くなっていきます」と染谷トレーナー。基礎的な動きの質を高めることで、尻トレ全般のレベルアップにつなげていく。
このバンドトレーニングは「仕事の休憩時間でもできる」とのことで、多忙な風吹さんにとって大きな支えになりそうだ。この日は壁を使ったバリエーションも伝授された。

ふたたびヒップアブダクションに戻り、今度は中殿筋の下部を意識していく。追い込みの局面に入り、きつさに悶絶する風吹さん。「自分に負けない。(ここでがんばらないと)グラマラス負けるよ」と染谷トレーナーから檄が飛ぶと、「負けたくない!」と口にして意地でセットをやり切った。

そして、いよいよ締めとなるブルガリアンスクワット。お尻のボリュームアップ、太ももの引き締めに欠かせないトレーニングだ。
「一番課題というか、毎回逃げたくなるような種目です」と語る風吹さん。高重量を扱う一方で、フォームの安定も求められる種目でもある。ジムでは染谷トレーナーのサポートのもとで限界まで追い込み、「ひとりでは扱えない重量」に挑戦しているという。
重量は片手6kgに設定してフォームを確認。着実な成長に染谷トレーナーも「素晴らしい」と評価する。そこから複数セットを実施して追い込み、お尻の筋肉がパンパンな中でラスト1セット(15回)も完遂。この日のトレーニングを終えた。

「しんどいですけど、ここで教えてもらうことで課題が見つかるので、それを自分で復習してまたジムで試す。その繰り返しが学校みたいで楽しいです。他の選手の皆さんを不快にしてしまったら申し訳ないんですけど、1位以外は価値がないと思っているので、絶対に1位を獲れるように。染谷さんにもサポートしていただいていますし、自分自身でもがんばりますので、皆さん応援よろしくお願いします」(風吹さん)
ヒップ86cmから92cmへと変化したボディ。その裏側には地道な積み重ねと、限界まで追い込むトレーニングがあった。コンテスト本番でどんなステージを見せてくれるのか。風吹さんの挑戦から目が離せない。

