和製アーノルド! 重量級絶対王者の地位を確立する愛媛の巨人~神田優作【筋肉マニアのビルダー解体筋書】




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、日本クラス別90kg以下級4度優勝の神田優作選手です。

【フォト】これぞ重量級のド迫力ボディ

最もターミネーターに近い日本人

神田選手は、愛媛県を代表するボディビルダーの1人です。2022年西日本選手権優勝、日本クラス別90kg以下級では2017年以降4度の優勝を果たしており、重量級のラスボス的存在と言えるでしょう。

彼の特徴は、180cmの長身から放たれるスケール感の大きさと欠点の見出せないバランスの良さです。身長に見合った筋肉量が全身に満遍なく搭載されており、骨盤のサイズや手足の長さといった骨格の優位性も持ち合わせているため、ボディビルダーとして極めて評価の高いトータルパッケージをしています。その中でも、大胸筋は素晴らしい存在感を示しており、サイドチェストの迫力はアーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせます。大胸筋下部の厚みが特に強く、輪郭が鮮明なため、フロント・サイドでの立体感が良く表現されています。

フリーポーズでは、「ターミネーター」のテーマ曲を十八番としており、ゆったりとしつつも力強さを感じさせるポージングが彼の体にピタリと当てはまっています。ポージング、仕上がり、色の黒さも安定感があり、何度見ても総合力の高い選手だと思い知らされます。

しかしながら、優れた肉体と成績を持つ彼でも日本選手権TOP12の壁を破ることは容易ではありません。平均値を大きく上回る肉体を持っている上で、それぞれの個性が光るファイナリストたちに対して、神田選手はややインパントで劣る印象があります。個性が全てではありませんが、怪物揃いの日本最高峰の大会において飛び抜けた何かを有することは、神田選手にとって一番の課題になるかもしれません。

今回は、神田優作選手についてお話しさせていただきました。45歳ながら、重量級の地位を保持し続ける愛媛の巨人が今後どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。

次回は、クラシックボディビル2連覇のディフィニション職人についてお話しします。お楽しみに!