7月19日に東京・かつしかシンフォニーヒルズで開催された「第61回東京ボディビル選手権」の男子ボディビルで優勝し、「ミスター東京」の称号を得たのは四十物悠弥(あいもの・ゆうや)、31歳だ。
2023年は3位、そこから2年連続で2位からの優勝の四十物。2024年は大学生ながら初出場で頂点に立った刈川啓志郎、昨年は数年ぶりのカムバックを経た泉風雅、2023年はアメフトから転向したばかりの阿部ロイと、新興勢に押されて優勝を逃してきた。
「東京選手権って、スターがいきなり出てきて優勝する流れがなんとなくあったのはわかってました。その中で、自分は2位が続いてなかなか勝ち切れないところがありましたが、やっと形になってうれしいですね」
毎年ハイレベルな戦いが続く東京選手権であり、巨体を武器に2位になった小池優真もこの東京選手権では初入賞。だが、「今年、とくに力を入れてきたのは脚と、背中の広がり。トータルバランスという点で、より隙のない身体をつくれたのではないかと思います」と話すように、比較すればすれほど弱点のなさが際立ち、結果として1位満票での完勝であった。
また、フリーポーズの美しさが評価されるベストアーティスティック賞も4年連続で受賞。滑らかで美しいフリーポーズは芸術の域と言えるだろう。
「毎年、何かしらのテーマを持ってつくり上げてきたものが評価されてうれしいですね。今年は、(元日本トップビルダーの)ジャガー佐藤さん(佐藤貴規)に教わってきた年だったので、その感謝を込めて、佐藤さんが以前に使っていた曲でステージに立ちました」
東京最強のトータルバランサーは、日本トップのトータルバランサーへ。「やれることをやるだけ、ベストを尽くします」と、9月に開催される体重別の日本選手権へシンプルに意気込みを語った。
文・写真/木村雄大


