その昔、人気アイドルが大集結する「レコード会社対抗運動会」はテレビ番組として強力なコンテンツだった。さまざまな理由でいつしか番組表から消滅していってしまったが、ガチのスポーツ勝負を展開する場として、なんとか存続してほしかったな、といまだに思ったりもする。のちにモーニング娘。や48グループが東京ドーム(!)を舞台に大運動会を開催したこともあり、間違いなく一定のニーズがあるのだから。

8月5日に発売された『HKT48 15th ANNIVERSARY BOOK青春謳歌!』(双葉社・刊)には、まさにそんな大運動会の令和版ともいえる『シン・スポーツテスト女王決定戦!!』がなんと10ページにも渡って大々的に掲載されている。
2024年に加入したばかりのフレッシュな7期生・総勢13人を体育館に召集して、本格的に開催されたものなのだが、動画コンテンツではなく、あくまでも誌面展開ということで、どうしても「映え」要素が求められる。そこであえてガチガチの勝負ではなく、体が反りきったところで最高のアイドルスマイルをバシッと見せる「キメ顔状態反らし」やジャンプして着地したタイミングで超かわいいポーズを決める「KAWAII立ち幅跳び」など、アイドルならではのシン競技が満載(もちろん、それぞれの記録にKAWAIIポイントも加算されるシステム)。誌面映えはもちろんのこと、そこまでスポーツは得意ではないメンバーでも、アイドルとしての能力を全開にすれば、着実にポイントが稼げて、上位入賞も狙える、という新解釈バトルが展開された。

いまでも日常的に体育の授業を受けている現役学生メンバーが多いこともあって極端な体力差は見られない感じだが、それでもフィジカルエリート組が一歩リード。競技が進んでいくにつれ、ライバル心がスパークして、緩めのルールなのに激戦続きに。休憩時間には「私は今、何位ですか?」「逆転するにはあと何ポイント必要ですか?」とメンバーたちが編集部サイドに殺到し、急きょ、中間発表の時間を設けるほどのヒートアップぶりだったとか。

クライマックスは特別ルールによる「鬼ごっこ」。捕まえたら、もしくは逃げきれたら大量ポイント獲得で大逆転も可能なサバイバルマッチで、アイドルならではの「体力の限界の向こう側」が見えた?! 最高のかわいさと最強の体力がしのぎを削る世紀の一戦の結末はぜひ、誌面でご確認を。
