ラグビーで届かなかったプロへの夢 丹羽桃太郎、第2の舞台・クロスフィットで日本一へ「100%、できれば110%を」




9月20日に開幕するクロスフィット日本一決定戦『JAPAN CHAMPIONSHIP』に向けて、注目のクロスフィッターを紹介する本企画。第6弾は、ジャパンチャンピオンシップの予選を1位で通過した丹羽桃太郎さん。トップ通過という結果にも大きく浮かれることなく、「自分の実力に自信を持ってやった」と静かに振り返る。ライバルの存在を意識しながらも、見ているのはあくまで自分自身。そして大会までの残された時間で大切にしているのは、トレーニングだけではないという。

【写真】躍動する元ラガーマン・丹羽の迫力ボディ

――クロスフィットを始めて何年になりますか?

「今が5年目です。4年が経って、5年目に入りました」

――クロスフィットを始めたきっかけを教えてください。

「僕はマレーシアで生まれてニュージーランドで高校生活を送り、小さい頃からずっとラグビーをやっていて、プロのラグビー選手になることを目指していました。でも、プロのラグビー選手まではたどり着くことはできなくて、ラグビーからは引退しました。

ただ、そこでスポーツそのものを終わりにしたいとは思わなかったんです。まだ自分は競技者として戦えるんじゃないか、もう一度何かに本気で挑戦できるんじゃないかという気持ちがありました。そんな時にクロスフィットを見つけました。そこから始めて、今ではこうしてジャパンチャンピオンシップで優勝を目指せるところまで来ることができました」

――ラグビーで届かなかった「競技者として戦う」という思いを、今はクロスフィットで続けている。

「そうですね。だからこそ、思い切り楽しみたいです。もちろん勝つことを目指していますけど、自分が好きで続けてきた競技なので、本番でも思い切り楽しんで、自分の力を全部出したいと思っています」

――今回の予選には、どんな気持ちで取り組みましたか?

「あまり自分にプレッシャーをかけすぎないようにしていました。もちろん1位を狙っていましたけど、必要以上に結果を意識するのではなく、自分の実力に自信を持ってやろうと思っていました」

――結果は予選1位。狙い通りの結果だったということですね。

「そうですね。予定通りと言ったら予定通りでしたけど、目標にしていた1位を取ることができてホッとしました」

――今年のジャパンチャンピオンシップでは当然優勝を狙っていると思いますが、大会までの1カ月弱、ここからどんな準備をしていきますか?

「あと1か月なので、ここから急激にストレングスが伸びるわけではないと思っています。だからこそ、メンタルだったり、ジムでのトレーニング以外の部分をすごく意識していきたいです。

僕には家族もいるので、競技だけに集中するのではなく、家族との時間もちゃんと大切にしたい。子どもの面倒もしっかり見て、やるべきことをきちんとやる。そういう日常の部分まで含めて整えることができれば、自分自身もいい気持ちで本番を戦えると思っています」

――競技だけではなく、普段の生活まで含めて大会への準備ということですね。

「そうですね。大会前だからといって競技のことだけになってしまうのではなく、普段の生活をしっかりやることが大事だと思っています。その上で大会に向かえればいい結果になると思っています」

――本戦でライバルを挙げるとしたら?

「もちろんダイナマイトダイキと、沖縄にいるカンジくんです。ただ、ライバルはいますけど、結局は自分との戦いだと思っています」

――他の選手よりも、自分自身がどれだけ力を出し切れるか。

「そうですね。毎回、全部のイベントで自分の100%、できれば110%を出したいです。それができたら、最終的にどんな結果になったとしても満足できると思います。もちろん優勝は狙っていますが、まずは自分が持っているものを全部出し切ること。それが一番大事です」

――最後に、ジャパンチャンピオンシップ優勝に向けて一言お願いします。

「全力でがんばります」