「やめない才能」でヨガ講師が勝ち取った2つの金メダル【SBC】




4/2(日)に千葉・青葉の森公園芸術文化ホールにて開催されたSuper Body Contest(SBC)の2023年開幕戦(CHIBA 00)で、柳本栄奈がSBC MONOKINI部門及びSBC部門の2カテゴリーでクラス優勝を達成。MONOKINIにおいては、出場者がMONARCH(女子40歳~)クラスのみだったこともあり、そのままChampion of the show(総合優勝)の証であるクリスタルも獲得した。

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自分の強みは「継続性」

大会を終えて感想を聞くと、「MONOKINIとSBCの2つで金メダルを取れて満足です!」と颯爽とした笑顔を見せた柳本。昨年に初めてコンテストのステージに立ち、5月の静岡大会、8月のSBBF×SBC、11月の鎌倉大会、そして12月の決勝大会「SBC FINAL」と場数を踏んできたが、なかなか優勝という地位にはたどり着かなかったこともあり、新シーズンの開幕戦での戴冠は格別の思いだろう。

とはいえ、決して全てに満足しているわけではない。「SBC部門では総合優勝には届かなかったので、まだまだ。毎大会後にフィードバックをいただき、常に改善しながら取り組んできてはいますが、やはり『もうちょっと』かなと思います。また次につなげていきたい」と、課題を残していることも認識している。

そんな彼女は、自身の強みを「継続性」だと分析。ヨガインストラクターとしてトレーニングを続けること、大会に出続けること……決して楽ではないことも、続けることでステップアップし、成長を重ねてきた。

「自分で言うのもあれですが、昨年から今年へSBCに出場を続けていることで、『やめない才能』が自分にはあるのかなって思うようになりました。体づくりでは、『上半身は強い』と言われていますが、下半身の絞りは甘いという課題があります。そういった点をまた次の大会で改善した姿を見せられるよう、これからも継続して取り組んでいきたいと思います」

求める結果が得られなくても、やめずに継続することでつかんだ栄冠。この2つの金メダルとクリスタルを糧に、彼女はまた次のステージで大きな花を咲かせてくれるだろう。


文・写真/木村雄大