「小さい頃からあこがれていた」SASUKEに出場する日を夢見てトレーニングを続けるコスプレイヤー




池袋サンシャインシティで開催されたコスプレイベント「Ultra acosta!」(4月1日~2日)。acosta!の規模をさらに拡大した今回のイベントには、多くのコスプレイヤーが参加し大盛況となった。そこでVITUP! 編集部が、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーたちに取材を敢行し、その秘密や人物像を探っていく。インタビュー5人目は、SASUKE好きが高じて自宅にセットを作ったという室谷ひろとさんに話を聞いた。

コスプレとSASUKEなどマルチで活躍出来るプレイヤーになる

――引き締まったいい体ですね。普段からトレーニングをされているのですか。

「怪我をしてない時は週に3~5回、アクロバットと武術が複合したトリッキングというスポーツや、ボルダリングなどをしています。なので、ウエイトというよりは自重中心で鍛えています」

――ウエイトトレーニングをしないのは何か理由があるのですか。

「ウエイトトレーニングをしてしまうと、体が大きくなってしまうからです。じつは小さい頃からSASUKEにあこがれていて、自宅にセットを作るほど大好きでして……。SASUKEにはぶら下がるステージもあるので、体を大きくしてしまうと攻略する時に不利になってしまうんです。ただ、コスプレでは体が大きいほうが見栄えがいいと思うので、コスプレとSASUKEはちょっと相性が悪いかなと思っています。二つの好きなことに取り組めているのは幸せですが、それゆえのジレンマですね(笑)」

――トレーニングの目的として大きいのは、やはりSASUKEですか。

「はい。どちらかというとSASUKEに重点を置いています。SASUKEは本当に大好きで、第17回大会で長野誠さんが完全制覇した時はまだ幼かったのですが、はっきり覚えています。その後、第38回大会で森本裕介さんが完全制覇したのを見て『自分も挑戦したいな』と思ってトレーニングを始めました」

――コスプレを始めたのはいつからですか。

「今から約5ヵ月前です。前から興味はあったのですが、どうしてもやりたいコスプレに必要なカラーコンタクトがつけられなくて足踏み状態でした。それでも始めたかったので、去年の10月から週に1回、1日6時間くらいカラコンをつける練習をして、やっとつけられるようになったのでコスプレを始めました」

――今回のコスプレはカラコンもしっかり入っていますね。何のコスプレですか。

「『ブルーロック』に登場する馬狼照英というキャラクターです。今回はその中でも、アディショナルタイムのシーンでしか登場しない、キャラクター崩壊したメイド姿の馬狼です。このメイド馬狼はかなり人気があって、TikTokで公開した時もかなり反響がよかったです」

――最後に今後の目標を教えてください。

「じつは、インフルエンサーとしてエンターテイメントの世界で生きていきたいという目標もあるのですが、やはり一番はSASUKEに出場して実績を残すことです。SASUKEとコスプレを両立するのはかなり難しいと思いますが、SASUKEには何かがあると感じているので、SASUKEやコスプレなど私ができるエンタメに貢献できるような人になりたいですね」

取材・文・写真/シュー・ハヤシ
協力:acosta!
室谷ひろと(SNS