週刊少年ジャンプで連載中の大人気マンガ『ONE PIECE』をモチーフにしたコンセプトジム「BragMen」。作品の世界観を重視して細部までこだわられたこのジムには、『ONE PIECE』ファンをはじめとした多くのトレーニーたちが集まります。ここでは、BragMenでトレーナーを務めるAKILLAさんのインタビューをお届けします。
『ONE PIECE』の世界観を感じながらトレーニング
――BragMenには『ONE PIECE』ファンのトレーニーがたくさんいらっしゃると思います。AKILLAトレーナーも『ONE PIECE』がお好きなのですか。
「大好きです。専門学校でトレーニングについて学んでいる頃から『働くならここしかない』と思っていました。また、私以外にもBragMenには『ONE PIECE』好きのトレーナーが集まっていて、エントランスの奥にあるトレーナー名簿には各トレーナーの好きなキャラクターなども書かれていますよ。ちなみに私は海軍中将のスモーカーが好きです」
――トレーナーも『ONE PIECE』好きとなると、トレーニング以外のことでも話しかけやすそうですね。
「トレーナーとクルー（会員）の距離はかなり近いと思います。お互いに見ている媒体が違うのでネタバレには気をつけないといけませんが、アニメが放映される日曜日と週刊少年ジャンプの発売日の月曜日は話が盛り上がります」
――トレーナーと楽しく会話しながら『ONE PIECE』の世界をイメージしたジムでトレーニングできるとなると、訪れた方の気持ちも盛り上がりそうです。
「そうですね。ジムの内装は海賊船をイメージしていますし、トレーナーは海賊になりきって指導をするので、クルーのみなさんはまるで海賊団の一員になった気持ちでトレーニングできると思います。中でも『海賊ファンクショナルトレーニング』では、『いかりの重さに慣れましょう』『敵船から宝を持って帰る時のために鍛えましょう』など、海賊気分でトレーニングできるような説明を心がけています。また、トレーニングに参加したクルー同士で仲良くなって、いつの間にか帰りが一緒になっている方もいらっしゃいますよ」
――交流の輪が広がれば、ジム仲間と一味を結成できるかもしれないですね(笑)。他にはどんなメニューを行なっているのですか。
「船の甲板をモチーフにしたスタジオで行なうDeckプログラムが人気です。スタジオ内にある大きなスクリーンに映し出される映像と音楽に合わせて、さまざまな運動を行なうという内容ですね。とくに人気の高い『プロジェクターコンバット”覇気”』では、スクリーンにルフィが登場して一緒にボクササイズなどのトレーニングを行ないます。プログラム中はオープニングで流れる『ウィーアー!』をはじめとした、アニメや劇場版などの曲が流れます。さらに、最後のクールダウンの時には、体は休めつつも心が熱くなるような演出がありますよ」
――キャラクターと一緒に体を動かせたり、好きな曲を聴きながらトレーニングができたりするのは、ファンにとっても最高の環境ですね。
「ありがとうございます。クルーのみなさまのモチベーション向上につながればうれしいですね。じつは他にも行なっている取り組みがありまして、ジムにある体組成計では、測定結果によって自分の海賊ランクが記載されたオリジナルの用紙がもらえます。その方の目標に合わせて、『まずはグランドライン進出を目指しましょう』と声を掛けさせていただいたりします。この取り組みでは、毎回測定結果の用紙に描かれるキャラが変わるので『好きなキャラクターが出るまでがんばろう』という目標になればと思っています」
――ジムの楽しさが筋トレのモチベーションにもつながるのは素敵だと思います。
「そう思っていただけると何よりです。『今までトレーニングはやったことがなかったけど、ここならがんばれそうかな』というクルーもいらっしゃるので、初心者をそのまま海に放り出さないようなサポートを行なっています。この機会にトレーニングを継続して、健康になっていただきたいとトレーナー一同が願っています。『ONE PIECE』好きなら楽しみながらトレーニングできますし、本格的なマシンやフリーウエイトもそろっているので、トレーニング上級者の方もしっかりと鍛えることができると思います。施設体験やビジター利用もできるので、ご来店をお待ちしております！」
取材・文/シュー・ハヤシ 写真/森本雄大
