東京・福生市民会館にて開催された、SUMMER STYLE AWARD 「SPRING CUP(東京予選)&SPIRING ROOKIE CHALLENGE CUP」(4月23日)。今大会のビキニ部門で3冠を達成したのが、日頃バーテンダーとして働く小栗絵里加だ。
145cmと小柄な体格ながら、長身選手にも引けを取らないステージングで会場を魅了。37歳以上がエントリー可能なBIKINI (BETTY) MASTER’S部門および、BETTY部門(東京予選、ROOKIE CHALLENGE CUPの両方)を制覇し、サマスタ初出場にしてプロカードを獲得してみせた。
「すごくうれしかったです。SSA(SUMMER STYLE AWARD)PROの佐藤明子さんが目標で、少しでも近づきたくてサマスタ挑戦を決めました。明子さんは去年、サマスタ初の大会出場でBETTY部門の3冠を獲っていたので、今回私も同じ形で結果を残せてよかったです」
あこがれの存在が彼女の挑戦を大きく支えた。さらにトレーニングのモチベーションとなったのが、”お酒のプロ”であるバーテンダーとしての誇りだった。
「『お酒を飲みながらでも体はつくれる』と多くの人に伝えたかったんです。私自身、オフはお酒をめっちゃ飲みますし、職業柄試飲の機会も多いです。筋トレとお酒は相性が悪いと言われることが多いですが、工夫次第では両立することができます」
飲むにしても糖質の多いカクテルは避け、蒸留酒を選ぶなどカロリーを管理。どうしても飲みたい時は梅酒を少しずつ飲むなどの工夫を取り入れた。加えてカロリー過多になりやすいおつまみには砂肝をチョイスするなど、お酒を無理に我慢せず体をつくってきたのだ。
お酒と上手に付き合いつつボディを磨き、今大会では堂々としたステージを披露。あこがれに近づくサマスタ初陣での快挙を達成した。次なる舞台であるプロ戦に向け、彼女はさらなる成長を誓っている。
「今後はプロの選手として、恥ずかしくないステージを見せられるようにしたいです。プロ戦でも勝てる選手になっていけたらと思います」
取材・文・写真/森本雄大
◆145cmのチャンピオン・小栗が見せた堂々のステージフォト