6/17(土)に大阪・ドーンセンターにて開催された「筋肉祭」は、SUMMER STYLE AWARD、SUPER BODY CONTEST、J-CLASSICの3団体合同のコンテストである。それゆえ、過去2年も含めて、出場選手のほぼ全員がそのうちのどこかの団体を主戦としている。だが今回、ビキニ部門で優勝した河野智恵子は、3団体のどこにも出場経験がない稀有な存在だ。
【フォト】盛り上がった肩が印象的。美マッスルボディを披露する河野
「本格的にトレーニングを始めて1年半くらいになります。自分のレベルがどれくらいなのかがまだわからず、いろいろな大会にチャレンジしていこうという中でこの大会を見つけました。もともとは最初にJ-CLASSICを知ってそこに出場しようと思っていたのですが、その前に同じ系統の『筋肉祭』があるとのことで出てみることにしたんです」
デビュー戦の場として選んだ2月のマッスルゲート神奈川では、ウーマンズレギンスフィットネス(レギンス着用のフィットネス競技で、より筋量が求めらえる部門)の158cm以下級で見事に優勝。
当時はビシっと髪を縛り上げて“これぞフィットネス女子”のオーラをまとってステージに立ったが、今回はガラっと雰囲気を変え、紫色のビキニにゴールドとのツートンカラーのロングヘアで登場した。
「マッスルゲートやベストボディジャパンなど、筋量が多めの競技にチャレンジしているところです」と話すように、美と強さを兼ね備えたボディは、今回エントリーした3人の中でも群を抜いた存在感を発揮。とくに盛り上がった肩はインパクト十分で、後日発表された審査記録を見ても6人の審査員全員が1位票を入れるパーフェクトスコアであった。
今年の大会出場予定は現状未定とのことだが、J-CLASSIC、そしてその決勝大会である韓国でのK-CLASSIC、あるいはマッスルゲートの優勝により手に入れたゴールジムジャパンカップなどを予定しているとのこと。その美ボディが、フィットネス業界をざわつかせる可能性も十分にありそうだ。
「今年はとにかく、がんばって1年間でつくり上げてきた体がどのように評価されるのかを知りたい、どれくらい通用するのか知りたい。そのようなモチベーションでいろいろな大会に出ています。この先もいろいろなところに出場しながら、来年は一段上の大会にもチャレンジして、この業界で自分の名前を広めていけたらなと思っています」