骨折を機にトレーナーの道へ。美ボディ大会のモットーは「過程重視」




関西の地で熱戦となったSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)『大阪予選&ROOKIE CHALLENGE CUP』(7月2日開催)。本大会の「ROOKIE BIKINI MODEL部門」および「BIKINI MODEL部門 Shortクラス」に挑んだ新星が二星茜だ。

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トレーナーをしているという彼女にとってトレーニングは日常の一部。学生時代に陸上、水泳で鍛えた身体能力を活かすべくサーフィンにのめり込んでいたが、そのサーフィンしている時に骨折。競技生活にピリオドを打ち、3年前にトレーナーに転身した。

これまでも別の大会には出場経験があったが、満を持して今回サマスタのステージに挑んだ形だ。参戦を決めたのは正月明け。夏に向けてトレーニングを積むとともに減量に取り組んできた。

「仕事柄、栄養関係の資格も持っているんです。減量に関しては私の場合、ある程度脂質もとりながら炭水化物とタンパク質のバランスを考えて食事をしています。自分が指導する立場でもありますし、普段から太り過ぎないように気を付けていますね。もちろん上手くいかない時もありますし、そういう時は葛藤もあるんですけど、あまり気持ち的に落ち込まないようにしています。」

トレーニングに関してはウェイトを中心に、さまざまなメニューを組み合わせているという。

「ボディメイク的な筋トレの他にも、スポーツのパフォーマンスを上げるトレーニングも取り入れています。ただ、走ると脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまうので、有酸素運動はなるべくしないようにしています。私の場合、トレーニングは回復を考えてだいたい1日おきにしますね。体の回復度には個人差があるので、トレーニングの頻度は個々で模索していくしかないでしょうね」

今大会では入賞ならず。今後も高みを目指すという彼女だが、ボディコンテストへの出場に対して「過程重視」を強調する。

「もちろん、大会に出場して入賞することは仕事的にもプラスになります。でも私としては、そういう結果よりも大会に出るまでの過程が大事なんです。決めた目標に向かってやってきたことは、何より自分が指導する上での糧になりますから」

見据えるのは選手・トレーナーの両面での成長だ。サマスタに現われた新星の躍進に期待したい。

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取材・文・写真/阿佐智