7/23(日)、北海道・共済ホールにてSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)の 札幌予選が開催され、男子の人気競技・SPORTS MODEL部門にて黒田賢人がMiddleクラス(170~176cm)の優勝と、オーバーオール優勝を勝ち取った。
表彰式で名前がコールされると、大きなガッツポーズとともに観客席を見渡し、涙を浮かべた黒田。思わず感情を露わにしたのには、長年の苦労のバックグラウンドがあったからだ。
「コンテストに出始めて7年目ですが、初めて優勝をいただけました。これまで、サマスタの他にもさまざまな大会に出場してきたのですがなかなか勝てず、体を壊してしまったこともありました。ずっと出場し続けてきたことがやっと実り、とにかくうれしいです」
SPORTS MODELはバランスのとれた筋肉美はもちろん、自信に満ちた堂々とした姿も評価されるカテゴリー。引き締まって筋肉のカットが見える上半身はもちろん、鍛え上げられた下半身も重要であり、「今年はとくに、お尻とハムストリングスなど、バックの下半身を鍛えてきました。見てくれ、見てくれという気持ちでした」としっかりアピール。
オーバーオール審査では、それぞれ強みを持つShortクラス優勝の三浦顕、Tallクラス優勝の松村脩哉と激戦の比較審査を繰り広げたが、トータルバランスを武器に勝利。これぞSPORTS MODELという体を見せつけた。
「今回はサマスタが初めて北海道で開催されたということで、スポーツモデルの文化が広がるきっかけになるかもしれません。僕自身は札幌でパーソナルトレーニングジムを経営していますが、まだまだスポーツモデルに挑戦しようという人は少ないと思います。少しでも広げていけるように、これからもがんばっていきます」
今回の優勝によりプロ選手の資格も手に入れたが、「いまは少し休んで、今年の大会出場についてはゆっくり考えたいと思います」とのこと。とはいえ、長年大会に出続けてきた黒田だけに、また来年以降もその肉体をステージで披露してくれるはずだ。SPORTS MODELを北の大地に根付かせるパイオニアとして、さらなる活躍を期待したい。