激戦区・東京に猛者たちが集った『第58回東京ボディビル選手権』(7/16開催)。今大会のメンズフィジーク176cm超級で見事6位入賞を達成したのが、「コアラ小嵐」こと柏原健太だ。
【フォト】長身にムキムキボディ。激戦区に爪痕を残したコアラ小嵐の肉体
彼の肩書きは芸人でありYouTuber。トレーニングに関する内容を軽快なトークで展開する発信が人気を博しており、チャンネル登録者数は約28万人を記録している。芸人としては今年2月に自身が所属するユニット「超新塾」を卒業し、新たな一歩を踏み出している最中だ。
「超新塾をやっていたから筋トレができないということはなかったので、やめた今も筋トレの頻度はそんなに変わっていません。ただ、僕が抜けて超新塾のメンバーはTHE SECONDでも決勝に進出したり、仕事をガンガンやっているのを見て刺激をもらっているので、僕もがんばらんとなと思っています」
2021年5月に東京ノービスボディビル選手権のミスター75kg以下級で優勝してからというもの、ケガなどもあり約1年間大会から離れていた柏原。その中でもコツコツとトレーニングを続け、復帰戦となる東京選手権に挑んだ形だ。
「腰痛が超絶悪化しまして、トレーニングとか私生活がしんどい状態になってしまったんです。腰痛が治ってからは、前のように燃えるような筋トレをしていこうと思いまして。それの足掛かりですね今回は。大会に出ることに闘志を燃やしていこうと発破をかけました」
ステージでは長身のスタイルから繰り出すポージングで会場を魅了。決勝審査への進出をはたすと、復帰戦を見事に入賞で飾ってみせた。そんな彼は競技への挑戦を通し、あらためて健康の大切さに気付いたと話している。
「前回の東京ノービスの時に健康的な減量をテーマに取り組んで、減量への考え方が僕の中でガラッと変わりました。僕の最大目標は80歳を過ぎてもボディビルをやっていくことなので、健康第一でがんばっていきたいと思います。一生取材してください(笑)」
若者からシニアまで、年代を問わず打ち込めることもボディビルの魅力だ。何十年後もステージでコアラ小嵐の姿を見る日を想像しつつ、今後の彼の活躍を心待ちにしていきたい。
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