ここは東京ビッグサイト。多くのイベントが開催されるこの地では、毎年フィットネスの祭典「SPORTEC(スポルテック)」が開催されている。
開催日初日の8月2日(水)、業界の最先端を感じられる場に記者として潜入したわけだが、何度足を運んでも広がる世界には圧倒される。数多くのブースはまるでお祭りのようで、魅力的なコーナーに足を止めずにはいられない。
トレーニング機材はもちろんのこと、ケア用品や食品、アパレル、ビジネスブースなど「フィットネス関連でここにないものはないのでは?」と思えるほどのラインナップ。各ブースでは器具の体験などができ、まだ見ぬアイテムと出会うことができる。ブースは体験者で活気にあふれ、「あれもこれも試したい!」と時間を忘れてしまいそうだ。
私自身が足を止めたのが、フィットネス器具メーカー「DELTA FITNESS JAPAN」のブースだ。ここでは一般的な機材はもちろん、各トレーニーに合わせたメニューを提案してくれるシステムを搭載した、省スペースなケーブルマシンが紹介されていた。まさにAIがトレーナーをつとめる時代といったところか、最先端のマシンにワクワクが止まらない。
ブースをぐるっとまわり、ホール後方にたどりつくと巨大なイベントブースがお目見え。開催期間(8月2日~8月4日)の間、連日イベントが催されているのだ。初日はボディコンテストの登竜門「マッスルゲート東京スポルテック大会」が開催され、肉体自慢の選手たちがステージに集った。
3日にはダンスエアロビクス指導者のためのコンテスト・DANCE FITNESS CONTESTが、最終日の4日にはボディコンテスト・SPORTEC CUP2023などが開催予定であり、盛り上がりが加速することは間違いなしだ。多くの観客が大会を見守る姿から、あらためてフィットネス業界の盛り上がりを感じることができた。
ブース探索、体験、観戦………。五感をフルに使ってSPORTECを満喫していると、新たな刺激に心が躍った。歩きまわって小腹が空いたと思っていると、食品ブースに試食が用意されているではないか!
プロテインの試飲はもちろんのこと、ロカボ仕様の餃子や高タンパクのピザなど、少しずつつまんでいるうちにお腹はいっぱいに。体づくりの最中に食べてはいけないと言われそうな食品すら、今はボディメイク仕様になっているから驚きだ。まるで夏祭りの屋台をまわるように、時間を忘れて試食を満喫した。
ここで紹介したブースはほんの一部。きっと来場者それぞれの心に響く、十人十色の出会いが待っていることだろう。SPORTEC2023は8月4日(金)17時まで連日開催中。夏のイベントはSPORTECで決まりだ!
文/森本雄大