Super Body Contest(SBC)は今年、開催5年目。数あるボディコンテストの中でも比較的新設の部類であり、大会常連選手が貫禄を見せて頂点に立つこともあれば、いきなり現れた新星が一気に総合優勝を獲得することもある。その中で、7/29(土)に行なわれたラグーナテンボス大会のDENIM部門&TREND部門のカテゴリー優勝を獲得した橋本麻央は、徐々に積み上げた末にやっとこの場所にたどり着いた、努力の塊と言える選手だ。
「SBCには初年度から出場させていただいているのですが、実は優勝をとったのは初めてなんです。今まで上位に入賞できることはあったのですが……なので、めちゃくちゃうれしかったです」
じっくりと勝利の喜びを噛みしめるように語った橋本。昨年の戦績を振り返ると、3月の千葉大会はTREND部門2位、8月の東京大会はTREND部門5位&DENIM部門2位、11月の鎌倉大会はTREND部門とDENIM部門ともに3位、12月の決勝大会はDENIM部門3位。常に上位にはいる、でも優勝はできない……。SBC以前にもコンテスト出場があり、約7年が経過しているが、それでも彼は諦めることはなかった。
「やっと一つの結果を出すことができました。続けていなかったら到達できなかったところだと思うので、挑戦してなかなか叶わなくても、やめないことが大切なんだと感じます」
もちろんただ続けるだけではない。今年は自身の強みである腹筋や背中周りをしっかりと見せられるよう、絞りを意識した。
「これまでは、予選大会では絞りが甘い部分があったので、今回は有酸素運動をバンバン増やして絞りを徹底しました。その成果を出せたのかなと思います」
今回は長年の努力でクラス優勝を達成することができたが、これもまだ通過点。この日は両部門ともにChampion of the show(総合優勝)決定戦で常連選手の西澤浩一郎に敗れており、「一緒に並べてうれしかった」と話しつつも、超えたい相手でもある。
「次の目標は、やはり総合優勝です。やめなければ絶対にとれると思います」
自身の掲げる「ボディメイクを通じてたくさんの人の健康を促せるように」という思いを胸に、彼は今日もまた努力を積み上げていく。