151cmの栄養士トレーニー。輝くステージの秘訣は「自分が一番楽しむ」




まさに小さな巨人と呼ぶべきか。長身のいわゆる“モデル体型女子”がステージにずらりと並ぶ中、小川涼花の存在感は一歩もひけをとらなかった。その輝く笑顔は太陽のようで、大会後のインタビューでも自然と彼女に声をかけていた。

【フォト集】モノキニ着用「PRO BEAUTY FITNESS MODEL」に出場した女子選手たち

「私、身長が151cmなんです。小柄な自分が最大限ステージで魅せるためには『まず自分が一番楽しむこと』を大切にしています。といっても本当に楽しいので自然とそうなるんですけど(笑)。それが根本ですね」

SUMMER STYLE AWARD「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」(7/29~7/30開催)において、モノキニ着用のPRO BEAUTY FITNESS MODEL部門に出場し、結果は堂々の2位。決勝審査のラストは同部門を制した“りな”に惜しくも敗れたが、確かな爪痕を残して見せた。

そんな彼女の職業は栄養士。食事指導を生業としている彼女にとって、ボディメイクを通してより自分の体と向き合えたことは大きかったという。

「お客様に教えるためには、まず自分がちゃんとしていないといけないですよね。大会を通じて、自分が体験したことをいろいろな方に伝えられるのはすごくいいなと思います。体づくりのための食事もコンビニなどではなく手づくりしたり、いろいろ試しています」

左から4番目が小川。周囲の選手よりひとまわり小さい

今は観客を魅了する美ボディを誇る彼女だが、かつてはぽっちゃり体型だったと笑う。体を変えるためにトレーニングに取り組み、目標としてボディコンテストを設定した形だ。コツコツ努力を重ねつつ、本番では自分が一番楽しむこと。そうした積み重ねの末に、ステージで輝く小さな巨人が誕生したのだ。

「次の目標はプロ戦でのリベンジですね。何かをすごくがんばるというよりは、今やっていることを磨き上げていきたいです。コツコツ継続を大事にしていきたいですね」

最後までスマイルで答えてくれた小川。ステージを誰よりも楽しむ彼女のパフォーマンスが、今後も多くの人々を笑顔にしていくに違いない。

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