短い鎖骨、なで肩……ボディコンテストに向いてない男でも輝ける場所がある




「昨年の決勝大会(SBC FINAL)では予選落ちだったので、はそこからのリベンジの思いで半年間、体づくりをしてきました。優勝できて胸がいっぱいの気持ちです」
そう話すのは、8/12(土)に東京・江戸川区総合文化センターにて行なわれたSuper Body Contest(SBC)の東京大会(TOKYO 07)のTREND部門でChampion of the show(総合優勝)に輝いた川村秋だ。

【フォト】華奢な骨格でも引き締まったボディが光る。川村のステージフォト

SBCには、いわゆる“デカい”体がある程度求められるSBC部門に加え、細くても引き締まった美しいボディであれば優勝を狙えるTREND部門が設けられている。TREND部門は、まだ筋量が足りないからコンテストに出られない、自信がない……そんなトレーニーにとっては出場しやすいカテゴリーであり、SBCにおいてはその日の出場者が各部門の中でもっとも多いことも日常的だ。

「トレーニングを続けてきた中でコンテストに出たいと思ったのですが、僕自身、鎖骨が短くてあばら骨が外側に出ているので、逆三角形の上半身にはなりにくい。そんなときにSBCにはTREND部門という、骨格が華奢でも上位を狙えるカテゴリーがあると聞いて、自分に合っているんじゃないかと思って出場するようになりました」

川村は昨年の東京大会でも優勝していたが、上述の通りFINALでは予選落ち。悔しい思いをしたが、それで諦めることはない。今年は調整方法を見直したことで、よりベストな状態で仕上げることができたという。

「体づくりに関して、トレーニングは去年から大きくは変えていません。ただ、減量中に摂取するタンパク質と炭水化物のバランスを変えたり、コンテスト3日前からの調整も変えたり、そして当日に摂取するカロリーを増やしたりと、いろいろと試してみました。その結果が、今日はうまく出たのではないかと思います」

次の舞台は、2年連続で予選落ちという悔しさを味わった決勝大会。普段トレーナーとして活躍する川村にとっては、「勇気を与えるステージにする」という思いを胸に突き進んでいく。

「僕みたいに、華奢な体つきで悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、このTREND部門のステージで優勝することで、勇気を与えられたのではないかと思います。FINALに向けては今の状態をなるべく維持して、よりスキのない体をつくっていこうと思います」

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