仲睦まじく肩を組むふたりの男たち。その姿からは友情の深さが見て取れた。SUMMER STYLE AWARD京都大会(8月26日開催)の会場で出会った石川拓也と吉良友汰は、フィットネスで絆が深まったふたりだった。
先述の石川は、同大会のSTYLISH GUY部門Tallクラスで初出場・初優勝をはたした実力者だ。そんな中で支えになったのがパーソナルトレーナーを務める吉良であり、石川のボディをともにつくりあげてきた。
石川「吉良君とは同じ製薬会社に同期で入ったんですけど、彼は途中で退職してパーソナルトレーナーになったんです。当時から仲がよくて頻繁に遊んでいたので、彼が会社を離れた時は寂しかったですね」
大阪での研修時代に仲良くなった親友同士。一度は別々の方向へ進んだふたりだが、ひょんなことから約6年前に再会をはたした。そこで吉良のトレーナーとしての活動を知った石川は、トレーニングに興味を持つようになったという。
石川は当時を振り返り「吉良君がトレーナーとして活動していることをきっかけに筋トレを始めて、すごいモチベーションも上がりました」と語る。
そこから月日が流れ、約2年半前に石川は本格的に大会出場を意識するようになった。となれば、サポートをお願いするのは彼しかない。そうして石川と吉良による二人三脚でのコンテスト挑戦がスタートした。
吉良「同じボディメイクという目標に向かって、環境が変わっても一緒に切磋琢磨できたのはいい経験だったと思います。拓也は会社員で仕事も忙しい中で体をつくって優勝して、本当にかっこいいです」
吉良の献身的なサポートに対して、石川も全幅の信頼を寄せた。そうして日々の合間を縫ってつくりあげたボディは輝きを放ち、初出場の京都の舞台で優勝をつかんだ。
石川「はじめて一緒にやるということで、結果を出したいという気持ちでがんばりたいなと思っていました。すごく緊張したんですけど、彼のサポートがあって結果的に1位になることができたのがとにかくうれしかったです。ふたりで獲った成果だと思います」
「この後は飲み会だな」と笑顔を見せるふたり。今日だけは減量モードはお預けのようだ。彼らはこれからも堅い友情で結ばれつつ、二人三脚のトレーニングライフを歩んでいくだろう。