人前に出る、自分を魅せる。人によっては苦手意識もあるであろう“表現”を心から楽しむ女性がいた。飯田優華、23歳だ。
彼女は健康的な肉体美を競うBEST BODY JAPAN静岡大会(9月2日開催)でベストボディ・ジャパン部門ガールズクラス(18歳~29歳)の優勝を獲得。新体操で鍛えたという表現力は頭一つ抜けており、ステージでの彼女は一層輝いているように見えた。
「去年の静岡大会では準グランプリとすごく悔しい思いをしたので、今年は絶対にグランプリを獲ろうという気持ちでした。実際に優勝できてすごくうれしいです」
表現力とその闘志で優勝を掴んだ彼女。聞けば職業はパーソナルトレーナーだという。上司が出ていたボディコンテストを見に行く機会があり、気づけばその魅力にはまっていた。その中でもBEST BODY JAPANのステージには惹かれるものがあったと振り返る。
「ウォーキングとかフリーポーズで自分の好きな形がつくれるというのがすごくいいなと思っています。現場はもちろん、ライブ配信でも見てくださる方が多くいるので、そういった方々への感謝も生まれました。自分を表現できるすごく素敵な大会だなと思います」
そんな舞台で自分を表現できるのも土台に健康があってこそだ。そういった側面でもフィットネスに魅力を感じていると彼女は語る。
「フィットネスは人間がいる限り衰退しないと思います。いつ始めても遅くもないし早くもない。絶対になくならないものですよね。いろいろな方にこの魅力を伝えたいです」
体づくりを通しての目標を問うと「一生ヘルシーな体でいたいです」と笑顔で答えてくれた。人生のマイルストーンであるとともに、競技者としてのやりがいも大きいのだろう。目標だという日本大会に向け、ラストスパートで2023年を駆け抜ける。
「去年は日本大会で予選敗退してしまったので、今年は何百人と出場者がいる中でもまずはトップ10に入りたいです。日本一になるとティアラがもらえるので、そのティアラを掴める自分になれるようにがんばりたいなと思います」