コンテスト歴10年、48大会出場の経験を持ち、過去に多くのタイトルを獲得してきた岡本いつえが、9月29日(土)、沖縄てだこホール(小ホール)で開催されたSuper Body Contest(SBC)沖縄大会(OKINAWA09)のDRESSTIGHT部門にてChampion of The Showに輝き、ベストパフォーマンス賞も受賞した。
【フォト】10年間コンテスト出場を続ける美魔女・岡本いつえのステージショット
「10年間コンテストに出場し続けてきて、これだけ長くやっていると勝ち負けよりも、いかに楽しむかという領域に入ってきます。よくみなさんに言っていただけるのですが、私はステージを華やかにする役目があるのかなと思っていて、笑顔はずっと絶やさずにできていたと思います。今日のステージの出来はあまり良くなかったのですが、楽しそうに見えたことが評価されたのかもしれません」
59歳とは思えないスリムなボディラインに加えて、しなやかな振る舞いと満面の笑顔でステージを華やかにする岡本は、40歳を過ぎてからトレーニングを始めたという遅咲き。もともとはヘアメイクの仕事をしていたものの、CM業界の不況に伴い仕事が激減し、営業職に回るか、自分を磨くかの選択を迫られ、自分磨きに舵を切ったことが、トレーニングの始まりだった。朝から晩までスポーツクラブで体を動かしているうちに、体が劇的に変化していくと、人生も変わっていく。その美ボディを見た周囲からの勧めもあって、45歳から専門学校で学び、パーソナルトレーナーへと転身したのだ。
数多くの舞台に立ってきた岡本に、長きにわたってコンテストにチャレンジし続けられる秘訣を聞くと、「楽しいからです」とコメント。さらに核心をつく言葉が聞かれた。
「一つのコンテストに向けてがんばりすぎて、燃え尽き症候群になってしまった若い選手をたくさん見てきました。もちろん、負けると悔しいんですけど、私の場合、コンテンストは“一生キレイの通過点”だと思っているんです。コンテストはゴールではなくて、一生キレイで居続けるための通過点にあって、そこでたまたま評価されることもあるだけという感覚です。私は80歳になってもキレイでいることを目指しているので、コンテストはあくまでも通過点の一つです」
“コンテストは一生キレイの通過点”
この考え方こそが、岡本が10年間コンテストの舞台に立ち続けてこられた秘訣と言えるだろう。
来年還暦を迎える岡本は、「いいときに引こうかなと、コンテストからの卒業を考えることもあります」と語る。周囲からは「もったいない」という声も届いており、彼女がどんな決断を下すかはわからない。ただ一つ確かなことは、コンテストの有無にかかわらず、岡本がこれからも美を追求し続けていくということだ。
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