5月19日(土)、東京ドイツ村でスパルタンレースが行われた。
「スパルタンレース」とは一体何か!? 全世界で人気急上昇中の障害物レースであり、これまで39の国で開催され100万人以上もの人々を熱狂させた、アメリカ発、2018年注目度ナンバーワンの新スポーツだ。
今大会には約4000名が参加。人気の高さを数字で証明した形となった。
今回行なわれたのは、約7kmに及ぶコースに、22個の障害物が待ち構える「スプリント」。参加者たちは、「スプリントエリート男・女」、「スプリントエイジ」、「スプリントオープン」、その他「キッズ」のカテゴリーに分かれて、そのタイムを競い合う。
普段、トレーナーとして働くマッチョさんや、運動部で現役バリバリのスポーツ選手など、体力自慢の猛者たちが、自らの肉体の内に秘めたパワーを試しに、全世界から集結するのがこの大会なのだ。
スタート前から、会場は非日常的な熱気やパワーに満ち溢れていた。お祭り騒ぎの中、参加選手たちは、レース開始の合図を待っていた。しかし号砲と同時に、その意気高揚の雰囲気が一変する。
いざレースが始まると、スプリントエリートの男子たちは一目散に我一番と全速力で走りだす。その光景は兵庫県にある西宮神社の開門神事、通称「福男選び」を彷彿とさせるものだった。足場の悪い道を走りながら、いくつくもの障害物を超えていくという厳しいレースに、選手たちの表情は進むほどに険しくなっていく。
ロープを使って壁を上る「Slip Wall(スリップウォール)」、ネットを上って頂上を乗り越える「A Frame Cargo(エーフレイムカーゴ)」、片足を地面につけた状態で、錘付きのロープを引っ張る「Hercules Hoist(ハーキュラーホイスト)」などといった、数々の難関を乗り越える選手たち。さらには体力の限界、精神の限界、そして乳酸の限界までも乗り越え、ゴールを目指した。
取材で訪れた我々にも、疲労が乗り移ってくるかのような過酷なレース。見てるだけなのに、すでにハムストリングがつってしまいそうだ。
次回はレースの内容を写真とともに詳細レポート。取材を通じて発見した生の情報を、みなさんにお届け!!
ちなみに、次回レースは2018年9月8日(土)水上宝台樹スキー場(群馬県利根郡みなかみ町)での開催がすでに決定している。なんとVITUP!編集部では、体験レポートをお届けする予定だ。
皆さんも退屈な日常を吹き飛ばす、この過酷なレースにぜひ一度参加されてみては?