「半年の減量期間が本当につらくて、もう絶対に出たくないと思うくらいだったのですが、やってきてよかったと言うか今までのがんばりが報われた気分になりました。この達成感やうれしさがあるから、がんばれるというのはあります」
【フォト】減量を乗り越え優勝を勝ち取った大熊のステージショット
9月16日(土)、YCC県民文化ホール・小ホールで行なわれたBEST BODY JAPAN甲府大会でベストボディ・ジャパン部門フレッシャーズクラス(18歳~29歳)の頂点に立った大熊祐大が、安堵の表情を浮かべながら大会を振り返った。
大会出場は3度目となる。初出場は3年前で、これまではモデルジャパン部門に挑戦していた。だが結果が「表彰式に残れるかギリギリのところ」だったこともあり、昨年は大会へのエントリーを控え体づくりに専念した。
「自分の弱点を理解して、そこの強化に取り組んできました。僕の場合は胸の上部と背中の下部が弱かったので、そこの部分を徹底的に強化しました。求めたのはバランスです。弱みのないという体を目指しました」
体の強化と並行して、成績を左右する要素であるポージングも徹底的に鍛えあげた。練習時間は実際のステージを意識して10分程度。短時間に全神経を集中させ、1日も欠かすことなく取り組んだ。
機が熟したと感じた大熊は、「一番かっこいいと思える体の大きさ」とかねてから憧れを持っていたベストボディ・ジャパン部門への挑戦を決意。階級を上げてのエントリーとなったが、完成度を高めたボディとポージングで3年越しの思いを成就させた。
目標をひとつクリアした大熊が次に見据えるのは、この世界に飛び込むきっかけとなったフィジークだ。ふたたび血のにじむような努力がセットとなるが、目標達成直後の達成感を味わうために、これからも変わらず日々のトレーニングに没頭する。
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