運動会の準備がある、でも筋トレ。ボディメイクに魅了された保育園の先生




「どの業界も忙しいと思うのであんまり言いたくないんですけど、本当にやばくて」

そう話しながらもその表情からは悲壮感は感じられず、むしろ溢れ出るエネルギーすら彷彿とさせた。SUMMER STYLE AWARD関東予選(10月9日開催)でBIKINI MODEL部門tallクラス(161cm以上)で優勝をはたした名取聖乃は、日頃保育士として働く美ボディ女子だ。

【全女子選手フォト】関東決戦を彩った十人十色の美ボディ

子どもを預かるという責任重大な仕事に加えて、運動会などの行事前には数多の準備が必要となる。人手不足が重なると、猫の手も借りたいような状況となることもしばしばだ。しかし、その中でも彼女は大会のステージにふさわしい美ボディをつくりあげた。

「やるしかない精神ですよね。大会に出ると決めたからには恥をかかないようにと思ってやってきました。自分の中にプライドというか、そういうのはやっぱりあります」

仕事の合間を縫ってジムに通い、コツコツとトレーニングに励んできた名取。そんな彼女が筋トレを始めたのは5年前にさかのぼる。24時間営業のジム通いからスタートし、トレーニングの質を高めたいとパーソナルトレーナーの門を叩いた。そこから目標を持って体づくりをするために、コンテスト出場を決めた形だった。

「最初はAPF(Asia Physique Federation)のコンテストに出ていて、そこでお世話になったのが現・サマスタプロの浅沼雪乃さんでした。今年から浅沼さんがサマスタ公式ポージング講師になったので、それでサマスタに出ようと思いました」

今大会で披露したボディについて「絞りが甘いかと思いました」と不安をのぞかせるも、結果は見事クラス優勝に輝いた。今後はまず仕事に集中しつつ、次なる挑戦の機会をうかがう。

「もう少しで保育園の行事が始まるので日常に戻ってがんばります。大会にはまた出られたら出たいですね。そのためにもトレーニングを継続していきたいと思います」

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