細くてきれいになりたい―ーそんな思いを胸に、筋トレをはじめた女性も多いだろう。沖縄県浦添市出身の田中さくらもその一人だ。
「トレーニングを始めたきっかけはいろいろありますが、一番は“キレイになりたい”ということです。トレーニングをしているうちにドンドン夢中になっていって、大会を目指すところまでモチベーションが上がっていきました」
12/10(日)に行なわれたSuper Body Contest(SBC)の決勝大会にて、細身ボディが評価されるTREND部門に出場した田中は、見事に総合優勝を達成。9月の福岡大会で大会デビュー、同月の地元・沖縄大会でもタイトルを獲得したシンデレラガールは、そのまま日本各地のスリムビューティーが集う全国決戦でも勝者となった。
もちろん、ただ細いだけではない。ハード過ぎずほど良く鍛えられたマッスルを備えていることに加え、前後左右どのポーズで見ても左右のバランスが整っており、まさに筋肉美という言葉がぴったり。筋肉量やパワフルさも必要とされる他団体のビキニ競技とは一味違った、SBCらしい力強さとエレガントさを両立した表現で、金メダルを勝ち取ったのであった。
沖縄大会後に話を聞いた際には、決して楽ではないコンテストに向けたコンディションづくりに対しても「目標がしっかりあるとブレずにそこに向かっていくだけなので大丈夫です」とキッパリ答えており、内面の強さがそのボディにも表れたと言えるだろう。
決してムキムキでなくとも評価されるステージがある。それを証明した浦添のスリムビューティーは、これからも一段と輝きを増していくだろう。
1 2