女子フィジーク史に残る戦い! 55歳の荻島順子が新たな扉をひらく【プレイバック2023】




絶対女王・澤田めぐみを止めるのは誰か!?  それがここ数年の日本女子フィジークのテーマだった。

そして、ついに歴史は変わった。澤田との一騎打ちを経て、新女王に輝いたのは荻島順子だった。

【トーク動画】荻島が日本選手権を振り返る。最強ボディの秘密はアツすぎる情熱と師との絆

「澤田さんと2人で並んだ時に、顔を見て『あっ、二人になったんだ』と舞い上がるというか……重圧がズンときましたね。ついに、この時が来たんだと」と振り返った荻島。彼女にとって澤田は“フィジークのすべて”を教えてくれた師匠のひとりだった。

もともとトライアスロンに取り組んでいた荻島は、3年前に本格的なトレーニングをスタート。澤田の指導もあって体は着実に変わり、短期間で師と同じステージに立つまでに成長した。

今年は「東京ボディビル選手権」(7月16日、東京・かつしかシンフォニーヒルズ)でミス東京に輝くと、「ジャパンオープン選手権」(8月6日、大分・別府国際コンベンションセンター)、「日本クラス別選手権」(9月3日、京都テルサホール)でも優勝。最強の挑戦者として「日本女子フィジーク選手権」(10月8日、東京・江戸川総合文化センター)当日を迎えたのだった。

偉大なる師を超えた荻島は、その翌月に「IFBB世界フィットネス&ボディビル選手権」(11月5日、スペイン・サンタスサンナ)に日本代表して出場。筋量のある選手に囲まれながら健闘し、163cm以下級で3位という好成績を収めた。

新女王・荻島の誕生によって、女子フィジーク界は新たな時代に突入したと言える。2024年は復権を狙う澤田を含め、より熾烈な戦いが繰り広げられそうだ。

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