20代以上の日本人の6人に1人以上(17.8%)が泳ぐことができない!?
6月に入り、段々と気温も高くなってきた今日、夏を楽しむために、海やプールで泳ぐ人々も増えてきましたが、そもそも、泳ぐことができる人はどれぐらい存在するのか気になりませんか?
そこでまずは、成人の男女の皆さんに「泳ぐことができるか」どうかを調査しました。すると、泳ぐことができると回答した人は82.2%で、できないと回答した人は、17.8%。つまりは、成人の約6人に1人が泳ぐことができないということです。
シーズンに入ると、海やプールは大賑わいしているイメージがありますが、意外と泳げない人が多いことがわかりました。
小学生に入るまでに泳げる子供、昔と比べると約2倍に!
それでは、多数を占めていた泳ぐことができる人たちは何歳頃から泳げるようになったのでしょうか。調査の結果、もっとも多かったのが「6歳」(22.5%)という回答。さらに、泳ぐことができるお子様を持つ親にも同じように、「お子様は何歳頃から泳げるようになったのか」を聞いてみたところ、こちらは「5歳」(21.9%)が1位になりました。
小学校に入る前の5歳までに泳ぐことができるようになった比率を比べてみると、親世代は29.6%だったのに対して、現代の子供は56.1%と、昔に比べると圧倒的に増えていることが分かります。
平成24年度に総務省が出した「平成23年社会生活基本調査」によると、バブル前の1986年以降、15歳以上の水泳行為者は、年々減少傾向にあり、1986年から2011年までで17.4%減っています。つまり、15歳以上の調査対象者が親になったとき、自分があまり泳ぐ機会を持たなかったことから、子供にも同じ経験をさせないようにと考えたのでしょう。幼少期から子供たちを水に慣らす機会を持たせ始めたことにより、泳ぐことができる子供の低年齢化が進んでいるのではないかと推測できます。運動する子供としない子供の二極化の傾向が指摘されている現代では非常に喜ばしいことですね。
水を嫌がる小学生が4割もいる実態が明らかに!
泳げる子供が増えている一方で、水を嫌がる子供はどのくらいいるのでしょうか。小学生の子供を持つ親に「子供が水を苦手だと感じることがあるか」どうかを聞いたところ、40.7%の親が「ある(ある・たまにある)」と回答し、小学生の授業で「水泳」種目があるにもかかわらず、水を苦手と感じる小学生が4割もいることが判明しました。
水への苦手意識を持たせないために、幼い頃から水に慣れさせる機会を持たせることの重要性を感じますね。
子供用プールを持っている人は半数超え。持たない理由の1位は「自宅に設置できる場所がない」
先般の調査で小学生の4割が水を苦手だと感じていることが判明しましたが、幼少期から水に慣れさせる機会を持たせているご家庭はどのくらいあるのでしょうか。皆さんに「子供用プールを所持しているか」どうか聞いたところ、「持っている」と回答した人が58.9%と、半数を超える結果になりました。
逆に、持っていない人に、なぜ持っていないのか理由を聞いてみたところ、圧倒的多数で「自宅に設置できる場所がない」(48.3%)が1位にランクイン。次いで、「どの商品を買えばいいのかわからない」(9.6%)、「準備や片付けが面倒そう」(7.5%)と、子供用プールに抱く悩みが続きました。
しかし、昨今の子供用プールでは、そんな持たない理由を解決してくれる最小横85cm×縦85cmの、ベランダで使えるようなミニサイズのプールが登場しています。他にも、プール自体を動かして日陰をつくることができるシェード付きのプールなど、様々なニーズに応えてくれる多機能プールも存在します。
そんな水遊びに関する様々な悩みを解決する水遊びグッズの情報は、水遊びグッズやプールの悩みや思い込みを払拭する新常識を紹介している「水遊びの“新常識”」というサイトで確認するのがおすすめです。
変わりゆく夏の水遊びに関する意識
今回の調査では、小学校入学までに泳げる子供が昔と比べると約2倍になっているなど様々な新事実が発覚しました。夏の水遊びに関する意識は、多様化する水遊びグッズの登場や、各世代の水遊びに取り組む環境の違いによって変化していきます。これから来る暑い夏、水遊びの新常識をしっかりと把握することで、よりいっそう水遊びを楽しむことができそうですね。
情報提供/日本トイザらス株式会社