5月3日(金・祝)、東京・北とぴあにてTBBF(東京ボディビル・フィットネス連盟)主催「第32回東京ノービスボディビル選手権大会」が開催された。激戦区・東京で開催される今大会は、TBBFおよびJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)が主催する大会のシーズン開幕戦であり、コンテストビギナーも集う登竜門といえる舞台だ。
そんな舞台にゲストポーザーとして登壇したのが、昨年の東京選手権を制した荻島順子と阿部ロイ。2023年、一気に日本の頂点へ駆け上がった荻島はもちろん、阿部も類まれな勢いでステージを上がっている最中だ。
アメフトからボディビルへ転向した2022年、デビューイヤーにしてゴールドジムジャパンカップで優勝を飾ったのは記憶に新しい。2023年は本格的なJBBFデビューをはたすと東京クラス別選手権、東京選手権、日本クラス別選手権とビッグタイトルを連続で獲得する活躍を見せた。今年は目標である日本選手権ファイナリスト入りに向け猛追をかける。
アメフト仕込みの剛健ボディで、シンプルかつ迫力のあるフリーポーズを披露した阿部。その姿に会場からは大きな声援が起こった。大会後は辻本俊子大会実行委員長のインタビューに応じ、ゲストポーズの感想を語った。
「今日はゲストに招待していただいてありがとうございます。出る前はすごく緊張したんですけど、やった後はすごく達成感がありました。自分はフリーポーズが得意なほうではないので、シンプルで自分の体の大きさを活かせるようなポージングを意識していました」
昨年、大きな飛躍をはたしたからこそ、今年はさらに上を目指す。ステージの最後には今シーズンの意気込みを力強く口にした。
「今年は8月のジャパンオープン選手権を初戦に見据えているので、そこで優勝して日本選手権に出場して、ファイナリストに入れるようにがんばりたいと思います」
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