オープニングは、おそろいの白シャツ姿で登場。息の合ったダンスを披露する一方で、肝心なお尻はまだしっかりと見ることはできません。しかし、エンジェルたちの笑顔あふれるパフォーマンスで、観客を『Show』というキラキラした空間へと引き込んでいきます。
その後は何回かの衣装チェンジを行い、ボディラインの見える衣装を身にまとったエンジェルたちが観客を魅了。全員でステージを楽しみながらも、一人一人が自慢のお尻やボディライン、さらにはこれまでのトレーニングで培ったポジティブなオーラを披露しました。
すべてのプログラムを終え、受賞者の発表に移ります。今年のMVPは審査員だけではなく、来場者の投票が大きなポイントとなり、その来場者の投票数と審査員の評価を集計し、ついに今年度の“女性らしいボディライン”MVPが決定しました。
MVPに選ばれたのは、エントリーナンバー・12番のアミンカレダさん。アミンさんは昨年のグランプリに続く2連覇となり「アフリカ ダイアモンド賞」と「ニコニコ動画MVP」も同時受賞となりました。
その他、受賞者は以下の通りです。
(左から)「ゼウスコインギャラリー賞」古渡奈々子さん、「ミスブンブン コンテスト ブラジル出場権」中村未幸さん、アミンカレダさん、「MIMCナチュラルビューティー賞」井川はるこさん、「SNS賞」白塚麻衣子さん
今年出場したエンジェルたちは前回のコンテストを見て参加を決意したという方も多く、昨年よりもさらにレベルの高いショーとなりました。その中で2連覇を達成したアミンさんは、去年の受賞をきっかけにトレーナーの免許を取得。今はトレーナーとして働く一方で、週4でトレーニングを行ない、自分自身と向き合う時間も欠かさないと言います。
「今日ここでお尻を出してステージを歩くということが彼女たちの自信になったと思うんです。でもショー自体が彼女たちに自信をつけさせたわけではなく、それまでに頑張ってきた過程が自信となって表れています。トレーニングを通じて培った自信をこれからももっといろいろなことに使っていってくれるのではないかと思っています」と、エンジェルたちにエールを送った岡部さん。
ショーの途中で流された自己PR映像では、ほとんどのエンジェルたちが自分の体型や内気な性格にコンプレックスを持っていたことを告白。しかし、トレーニングを通じてコンプレックスを強みに変えた今日の姿は、ショーを見た方に、モチベーションや背中を押すきっかけを与えたことでしょう。この日、観客席で声援を送っていた方も今、このレポートを読んでいる方も、来年はこの輝くステージの一員となっているかもしれません。
“ヒップをトレーニングすれば、あなたの生き方も変わる”。岡部さんの熱い思いを受け継ぐエンジェルたちの輪は、これからも広がっていくことでしょう。
取材・文/中田有香 撮影/保高幸子、神田勲