7月26日~8月11日に開催されるパリオリンピック2024。真っ向からの体のぶつかり合いが魅力なレスリングの男女日本代表選手13名も顔ぶれが出そろっている。東京2020オリンピックに続く、メダルラッシュに期待したいところだ。ここでは、日の丸を背負って戦う代表選手たちを紹介する。13人目は男子フリースタイル65kg級の清岡幸太郎選手。
2023年6月の全日本選抜選手権は7位に終ったものの、同年暮れの全日本選手権で優勝。急成長を遂げるとパリオリンピック・アジア予選でもタジキスタン、韓国、中国の強豪を次々と撃破し代表に内定した。その後もパリでともに戦う大学の先輩・樋口黎と連日激しいスパーリングを積み、オリンピックを2か月後に控えた6月、ハンガリーで行なわれたイムレ・ポリヤク&ヤノス・バルガ国際大会に出場。大会前「海外での試合経験が少なく、パリではダークホースとしていけると思うので、自分の手の内を出しすぎないように心がける」と語っていたが、見事優勝を飾った。清岡は同じ四国出身で今回オリンピック代表となった日下尚、曽我部京太郎、櫻井つぐみと「チーム四国」を結成。互いに切磋琢磨していく。
清岡幸太郎(きよおか・こうたろう)
2001年4月12日、高知県生まれ。所属)高知・高知南高、日本体育大、三恵海運
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